EURO2008〜ポルトガル編〜
2008/2/6(水)〜2008/2/10(日)
1:ポルトガル道路事情
思えば以前は随分とあちこち海外へ行ってみたものです。 それほど数は多くはないものの、やはり日本以外の国に行くというのは 良くも悪くも新鮮なカルチャーショックを与えてくれるものでした。 温泉にはまってからは、しばらく海外旅行からは遠ざかっていた私ですが、 ふと思い立って久しぶりに海外へ行ってみることにしました。 今まで行った場所のうち、数箇所をピックアップして、再びまわってみようと思ったのです。 今回私が選んだのは、ポルトガル・ベルギー・フランスです。 いずれも最低一度は訪れている国なのですが、まわり損ねたところを訪ねることも含めて 強行スケジュールを組んでみました。その旅行記です。 |
成田からエールフランスの夜便でパリのシャルル・ド・ゴール第2空港へ行き、 そこからストップオーバーでリスボンへ。 数年ぶりのリスボン空港です。写真に写っているのは、ポルトガル航空の飛行機。 やはりお膝元なので、たくさんポルトガル機が停まっていました。 |
空港は以前に比べて、ずいぶんときれいになっているように見えました。 国際空港ですが規模は小さめで、羽田空港くらいの印象です。 イミグレーションはフランスですでに通過しているので(ユーロ圏内なので) ここでは一切入国に関する手続きはなし。すぐに出られました。 沢山の人がいて賑わっており、やはり空港というのはいいなーと感じました。 |
私は旅行先から自分に手紙を出すのが好きなのですが、 早速空港内の郵便局で切手を購入。 自販機になっているのですが、簡単な英語がわかれば 誰でも買えるようになっています。 窓口で買うよりも、簡単かもしれません。 買った絵葉書に簡単に文章を書いて、投函。 私が家に帰る頃には、もうとっくに葉書はついていることでしょう。 |
ポルトガル国内はレンタカーで移動することにしました。 私は海外でのレンタカーは、いつもHERTZを利用しています。 日本で予約ができて、現地での手続きが簡単だから。 他のレンタカーを使ったことがないのですが、 今更乗り換えるのも面倒なので、ずっとHERTZ。 でも、車種の希望をしても、そのとおりにいくわけではないようで、 今回も予想外の車が準備されていました。 |
なんとおベンツ様でした。 おベンツ様なんて乗る機会すらないのですが、 まさか自分で運転することになろうとは。 まあ小型のベンツですしね、オートマだし。 レンタカーなんでナンバー隠す必要はなかったのかもしれないけど、 一応モザイクなんぞかけてみました(やってみたかっただけ?) で、これに乗って最初の目的地、EVORAに向かって走り出しました。 |
リスボンの町中は少々ごちゃごちゃしていますが、 郊外に出さえすれば大丈夫・・・なのですが、 今回は道に迷ったりして、なかなか思う方向へ行けない。 前回は順調だったのに、どうしたんだあ〜! |
うろうろしているうちに、方向違いのヴァスコ・ダ・ガマ橋を渡る。 この橋はテージョ川河口にかかっている橋なので巨大で、 渡り終えるまでに10分近くかかりました。 左上方にうっすらと見えるのは、リオ・デ・ジャネイロと同じキリスト像です。 |
高速道路の出入り口。 「V」マークはETC。 |
なんとか軌道修正をして高速道路のような一般道へ。 ポルトガルも高速道路はあり料金も発生しますが、 このように高速ではない一般道の広い道もあって、 どちらがどうなんだか、私には未だによくわかりません。 で、郊外に出さえすれば大丈夫と先ほど書きましたが、 道がシンプルというだけの大丈夫なのであって、 決して運転の楽さが保障されるわけではありません。 |
なにせ時速130KMとかで走っていても、びゅんびゅん抜かされるんですから。 これは一般道でも変わらず、見通しの良い道では、 反対車線に出て、ぐーんと加速して抜いていきます。 この国では加速の良い車がなによりも重宝されるでしょう。 ←一定以上の長さの車には、後ろに「VEICULO LONGO」という 表示が付けられていますので、追い越す時には注意です。 |
高速道路だけでなく、一般の大きな郊外の道路でも サービスエリアのような場所があります。 大体ガソリンスタンドがあって、休憩スペースがある。 コーヒーやお茶菓子が売っており、簡単な売店もあります。 エッグタルトなど、一般的なお菓子だったら、 このような場所でも食べることができますよ。 |
ポルトガルではコーヒーというと、一般的にエスプレッソです。 その為、50ccほどの小さなカップで出されます。 大きいのが飲みたい人は、カプチーノとかガラオンなどがいいかも。 ガラオンはいわゆるカフェオレですが、ガラスのコップに入ってくるのが特徴です。 でもどれもとても美味しいですよ。 本格的な濃いコーヒーが、どこでも手軽に楽しめます。 また、砂糖をイヤというほど入れて、あまーくして飲むのもポルトガル流。 騙されたと思ってやってみてください、美味しいから。 |
これがガラオン |
そんな場所で休憩をとりながら、ひたすら走りました。 基本的に道はまっすぐで、郊外は大きな建物もないので、 見通しはいいです。アップダウンも少ない。 しかしながらポルトガルは、交通事故の死亡率高位の国。 どの車もスピードがすごいので、日本と同じ感覚では 運転しない方がいいかもしれません。 交通量の多い道では、特に注意をしてください。 |
それからもう一つ、ヨーロッパの道路でよく見られるものに、 Round aboutがあります。 日本などでは交差点では信号で交通制御しますが、 ラウンドアバウトはこの標識の通り、交差点が円になっているのです。 その中に合流し、自分の行きたい先の道に入っていくのです。 交通量の少ない交差点では効果的。合流車とラウンドアバウトでは ラウンドアバウト内を走っている車が優先となります。 ただ何車線もある巨大なラウンドアバウトも時にはあり、 それは出られなくなってしまったりと非常に難しい場合があります。 このような田舎の交通量の少ない場所のは簡単ですよ。 |
Lusoの小さなRA |
最後にもう1つ(しつこい)。 日本では全く見ることのない信号に出くわします。 赤信号に左方向の矢印がついていますね。 この場合は、左折車に対してのみ赤信号、つまり「止まれ」なのです。 日本では矢印信号というと無条件に青信号なわけですが、 むしろ向こうでは青の矢印信号を見かけたことはありませんでした。 この信号の時は、矢印方向は止まれ!です。お間違いのないように。 |
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