めんそ〜れ沖縄、そして離島たち　４

４−３：ゆいレールと国際通り・牧志公設市場

沖縄には鉄道がなく、主にバスが市民の足でした。 そのため、国際通りの渋滞はいつも激しく、 私が前回来た時も、渋滞にぶつかり難儀したものです。 しかし、そんな沖縄にモノレールが敷かれることとなりました。 その名もゆいレール。 ここまで来て乗らないはずがありません。早速駅へ。

首里城のあたりから那覇空港までつながっており、 われわれ観光客にもとても便利です。 一日乗車券があったので、それを利用しました。

これがゆいレールの車体です。かわいいですね。 モノレールなのでとても静か。 平日でしたが車内はそれなりに混んでおり、 みんなの足として、とても頼りにされているようでした。

国際通りです。１０年ぶりくらいかなー。懐かしい。 このシーサーが設置されているすぐ近くに、県庁があります。 この国際通りは沖縄一の繁華街でもありますが、 京都の新京極みたいなお土産店スポットでもあるのです。

沖縄来たら、これ食べなきゃだめでしょーと、 何度も食べているブルーシールアイスをここでも食す。 美味しい。 東京でも物産市なんかでブルーシール食べたりしましたが、 やはり沖縄のぎらぎらと照りつける日差しの下で食べるのが最高です。

次はいよいよ沖縄の台所に踏み込みます。 沖縄は食生活が本土とは随分違うのは有名ですが、 （たとえば、この看板には「やぎさしみ」とあります） そんな食生活を支える市場があるのです。 沖縄来たら、ここに寄らなきゃ損ですよ！ 早速行ってみましょう。

あっちこっちにアーケードの商店街があります。 ここに「公設市場」と書かれていますね。 牧志公設市場です。 ゆいレールで「牧志」という駅があるので、 そこで降りると探しやすいです。

この豚の頭はあちこちに飾られています。 中にはサングラスをかけたりしているものも。 お店の人に写真を撮ってほしいというと、 快くシャッターを押してくださいました。 左の写真手前の白いものは、豚の白モツ。 沖縄では「中身」と言います。 とにかく豚のあらゆる場所を食べつくす。 血液ですら、捨てることはありません。 ちょっと日本本土では見ることのできないもの、 みることのない売り方が沢山見られます。

魚売り場もトロピカル（笑）　青いのはブダイでしょうか。食欲湧かない色ですなあ。 皮をむかれたハリセンボンもありました。エビも巨大です。 他にも見たことのない魚が沢山ありますが、沖縄の県魚は「ぐるくん」です。探してみるのも面白いでしょう。

２階は食堂になっています。 ここに来て注文するだけでも食べられますが、 １階の市場で魚を買って、それを持ち込んで調理することもできます。 何軒もお店があるので、どこに入ろうか迷ってしまいますが、 地元の人も沢山来ているので、混んでる所なら間違いないかと。 私は以前ここで中身汁などで苦戦させられました。 沖縄の味に慣れていない方は、ぐるくんのから揚げあたりが 無難なメニューであり、とにかく美味しいのでお勧めです。

揚げたてのさーたーあんだぎーを出してくれるお店もあります。 沖縄の甘味処という感じですかね。 プレーンだけでなく、ココナツ、黒糖などのバリエーションもあります。 とにかく美味しいので、食べ過ぎに注意。 私なんかは大好きなので、際限なく食べてしまいます。 で、食べすぎで胃がもたれます（自業自得）。

四方に伸びている小さなアーケード街も、 意外な物が売っていて、かなり楽しめます。 昔、こういう商店街ってあったよね…という、 なんとなく懐かしい匂いもするアーケードです。

そこで見つけた、これは買い！なもの。 これはある草を乾燥させたものなのですが、何に使うと思いますか？ 実はこれ、蚊よけなのだそうです。 沖縄は暑いので、窓や戸を開けて通風をよくしますが、 あいた所から蚊が入ってきてしまいます。 この草をかけておくと、蚊が入ってこれないのだそうです。 「このまま１０年以上使えるよ」とのこと、躊躇なく買いました。 今、我が家の玄関に飾ってあります。 甘い、何とも言えない匂いをふりまいてくれています。 その匂いを感じるたびに、あの青い海、きれいな魚たちを思い出し、 また必ずいつか行こうと思うのでした。もと琉球という国、沖縄へ。 私たちに残された、この美しすぎるパラダイス。 色々と政治的な駆け引きに利用されてしまう沖縄ですが、 それでもパラダイスでいてくれる沖縄と離島に感謝です。 また、必ず…の願いを胸に、私はこの日東京への飛行機に乗りました。 家で荷物を開けたときに、ふわっと草が香り、部屋中に沖縄が満たされました。 そんな気がしています。

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