めんそ〜れ沖縄、そして離島たち 4

4−1:沖縄美ら海水族館

台風のため、早めに沖縄本島へ来たので、時間が余りました。
街中は後で見る予定があるので、空いた時間に
沖縄美ら海水族館に行ってきました。
あれだけきれいな魚を直接見た後の水族館なわけですが、
ジンベエザメもいるということですし、評判がすこぶるいいので楽しみです。

 

やはり南国の海の魚が大半を占めました。
実際に見るのは困難なナポレオンフィッシュ、
鮮やかなひれに毒を帯びたミノカサゴ、
マンタをはじめとする沢山のエイたち。

 

サメのみの水槽もありました。
私は、サメというのは個人的にはとても怖いのですが、
魚としての美しさは際立っていると感じています。
全く無駄のない流線型のフォルム、強い顎、何度でも生えかわる歯。
何も感じてなさそうな、冷たい表情もまた魅力的です。
ここはサメの顎の標本も沢山あり、サメ好きにとっては結構充実です。

 

たかがクラゲなのですが、このように見せることにより、
海で見るよりも美しくなっています。
この水族館は旭山動物園と一緒で、見せ方にとても工夫をしています。
私はこのクラゲの水槽の前で、しばらく見つめてしまいました。
あまりにきれいだったので。

 

でもやはりここでの一番人気はジンベエザメ!
巨大水槽の中を、悠然と泳いでいます。
ケータイで写真撮ってる人も多かった。待ち受けにするんでしょうか。
水槽の前に並んでいる人を見ていただければ、
ジンベエザメがどれほどの大きさなのか、この水槽がいかに巨大か、
お分かりいただけると思います。

 

その他にも、軽食を食べられるレストランの席の一部が
こういう水槽に接していたりします。
こういうのを眺めながらのコーヒータイム。いいですねえ。

 

外に出ると、イルカのプールがありました。
とても広いプールなのですが、jこれ隅々まで掃除するのは
本当に大変だと思います。
で、この写真でお分かりかと思いますが、
イルカをいれたまま掃除します。
人間がデッキブラシでごしごしやってる横にイルカが数頭並んでるのが、
なんというかとても面白くて、ずっと見入ってしまいました。

 

掃除が終わって、水が入れられ始めました。
少しずつ深さが増すにつれて、イルカたちも元気に泳ぎだします。
まさに水を得た魚ですね。
イルカは魚類じゃない!って突っ込みはなしですよ。

 

ジュゴンも居ました。のんびりと水槽に浮かんでいます。
近年海の汚染でジュゴンの主食のアマモが減っており、
ジュゴンの生存が危うくなっているそうです。

 

赤ちゃんが生まれると、この胸のひれで抱っこするんですよね。
その様子から人魚にたとえられますが、こんなに大きいのです。
もしこれに海で遭遇したら、間違いなく逃げますね、私。
性格はおとなしく草食なので、襲われる心配はありませんが。
ここには数頭のジュゴンがいますが、野生のものは今何頭いるのでしょうか。
沖縄には多くの島があり、無人島もあるのだから、なんとか生き延びて欲しい。
そして、昔の人が見たように赤ちゃんを胸に抱いて、
このように海に浮かんでいて欲しいですね。

 

この水族館があるのは、海洋博公園という場所です。
私が子供の頃、海洋博というのをやった場所なのです。
10年くらい前に来た頃は、まだこの水族館もなくて、
海洋博公園は閑散としていました。
しかし今はこの活気。よかったなあと思います。
経営側も嬉しい、お客さんも嬉しい。お魚も嬉しいと仮定して、
三方一両得でいい結果がでたということですね。
めでたし、めでたし。

 

4−2:名護パイナップルパークとハブ園

みなさんは酢豚にパイナップルを入れますか、入れませんか?
私は断然「入れる」派です。
パインの入っていない酢豚なんて!肉入れんでもパイン入れてくれ!
というくらい、パイナップルは大好きです。
沖縄はパイナップルだらけの島。嬉しいですね。
早速ナゴパイナップルパークに、行ってみましょう。

 

まず、こんな乗り物に乗って、畑の横を進みます。
自分で動かすのではなく、自動運転。
ところどころにカメラが仕掛けてあり、
出口のところで写真買いませんかとやってます。
近頃こういうの見なくなったと思ったけど、
沖縄ではまだ健在ですね。

 

こんな小さなパイナップルの実る畑の中を進んでいくんですよ。
これから、あんなに大きくなるんだから不思議です。
太陽のエネルギーを受けて成長するわけですが、
改めて日光ってすごいな、と感じさせられました。

 

それから先はお土産コーナーです。
パインのお土産が沢山並んで、その中央にカットパインが山盛りに。
これは食べ放題なので、ガンガンいただきました。美味しかった。
ここだけでなく、路上にもパイナップル屋さんは沢山出ています。
タコも歩けばパインに当たる島。
ここでしか食べられない完熟パインを、あなたも是非。

 

それからもう一つ、忘れてはならない場所が。
沖縄と言えば、ハブです。奄美にもいた、あのハブです。
蛇は苦手という同行者には外で待っていてもらい、
私一人でハブ博物公園に行ってまいりました。

 

前回沖縄に来たときにも当然寄っているのですが、
随分とリニューアルされて、きれいになっていました。
ハブの骨格標本もあって、これはとてもきれいでした。

 

面白かったのがこれです。
現存する標本で一番長いハブの標本。
隣にスケールがあって「南海キャンディーズしずちゃん」とか
「ダルビッシュ」とか「ジャイアント馬場」とか書かれています。
私は蛇よりも「しずちゃん、でかいなー」とか
「ダルビッシュ、すげー」とか…。
蛇よりもでかい人間のほうに感心したりしていたのでした。

 

前回来た時は、「ハブの被害にあった足」とか、
結構怖い写真が沢山あったのですが、今回は見なかったです。
今はハブそのものの紹介が多く、以前はハブが人間に及ぼす被害が多く
取り上げられていたのだと思います。
ハブとマングースのショーも、残酷だなんだと言って、現在はやっていません。
ここにたくさん集まった人たちは、マングースと海蛇の競泳ショーを見ているのです。

 

色々と表現の制限もある難しい時代になってしまったなあと言う感じです。
ハブに咬まれて筋肉が壊死して真っ黒になっている足の写真は、
ハブの恐ろしさというものを視覚にダイレクトに伝えてくれました。
そういうものを展示するのがよいのか、悪いのか。
ハブとマングースを戦わせることは、残酷なのか。
なんだか色々と考えさせられた一日でした。

 

めんそ〜れ沖縄 そして離島たち
与那国島
2−1・2 西表島バラス島・鳩間島・シュノーケリング
2−3・4 西表島民宿モンスーン・由布島
3−1 石垣島体験ダイビング
3−2・3・4 石垣島パナリ島・ナイトカヤック・青の洞窟
4−1・2 美ら海水族館とパイナップルパーク
4−3 ゆいレールと牧志公設市場

 

湯でたこの温泉めぐりへ>>湯でたこ観光局へ