めんそ〜れ沖縄、そして離島たち 3

3−2:石垣島の青の洞窟

石垣島を車で走っていて、偶然目に着いた「青の洞窟」の看板。
「青の洞窟」と言えば、有名なのがイタリアの「青の洞窟」ですね。
しかしここは日本。沖縄の本島には、「青の洞窟」があるのは知っていまして、
この旅行で寄る予定になっていましたが、石垣島にもあるとは知らなかった。
早速その場で電話し、次の日の予約を取りました。

 

シュノーケリングの道具やラッシュガードをお借りして、
カヌーに乗って、いざ出発!です。
途中まではカヌーを漕ぎながら行ったのですが、
途中でシュノーケリングにいい場所があるから、と
インストラクターさんが船をまとめて引っ張ってくださり、
泳ぎながらそのあとをついて行くことになりました。

 

また居たー!カクレクマノミちゃん。
本当に沖縄の海のアイドルですね。
なんだかんだで30分くらい泳ぎながら行ったのですが、
ここでのシュノーケリング、本当にきれいでした。

 

適度な深さで、インストラクターさんを見失わない水の透明さ。
いたるところにサンゴやお魚。
最終的な目的は青の洞窟を見ることなわけですが、
ここの海の美しさに、もうこれだけでも満足だと思いました。

 

さて、洞窟に着きました。
満潮だと見えず、引き潮過ぎると青さがなくなるという、
大変時間に厳しい洞窟であります。
というのも、イタリアの洞窟もそうですが、入口がとても狭いのです。
そして奥に大きな空洞があること。
ただ日本の青の洞窟はイタリアほど深くはないので、
引き潮のあたりを狙っていくしかないのです。
ぎりぎりの時間で撮った写真がこれ。確かに青いですね。

 

この洞窟は行き止まりではなく、通路が別の出口へ続いています。
なんだか蝙蝠でもいそうな雰囲気でした(実際にいるらしい)。
もっと満潮の時でも、潜ればこの洞窟の中に入れたとは思いますが、
インストラクターさんとしても、危険が伴うことは避けたいでしょうし、
私も危ない橋は渡りたくありません。

 

なので、青く輝く洞窟を見られなかったのは残念でしたが、
その分シュノーケリングできれいな海を堪能できたので、
それだけでも十分楽しかったです。
それから後で書きますが、沖縄本島の青の洞窟は
天候不良により、結局いけませんでしたので、
ここで少しでも見ることができて、よかったと思います。

 

3−3:夜のマングローブ林

奄美大島でマングローブの林をカヤックで探検しましたが、
ここ石垣島ではナイトカヤックができます。
カヤックに乗って、夕暮れから夜のマングローブの林を行くのです。
ちょっと怖い気もしないでもないですが、何とかなるでしょう。
というわけで、夕暮れの海に漕ぎ出しました。

 

泳ぐ予定はないので、当然服で乗り込む。
ひっくり返るわけには行かないので、ちょっとドキドキ。
でも奄美でもやってるし、今日の昼間も乗ったわけだし、
私だけじゃないから大丈夫!

 

いよいよ暮れてきました。
夕日が雲に隠れて、何とも言えない美しい空になっています。

 

暮れかけていても、マングローブ林はこの明るさ。
でも、とても静かです。水面も波立っていないし、
木々に集っている鳥たちも、そろそろお休みの時間。
夜を迎える前の森は、独特の静けさに満ちていました。

 

暗くなり始めました。遠くにぼんやりと月が見えます。

 

暗くなると、早いですよ〜。
あっという間に、空が水色から濃い青へ。
こういう時間に見上げる空も、きれいなもんだなあ。

 

さて、あっという間に暗くなりました。右写真はぼんやりと浮かんだ月です。
これ、インストラクターさんが一緒だったから大丈夫だったけど、
一人だったら相当怖かったと思います。
何せ月の灯りしかないんですから。月光でぼんやりと周囲が見えるんです。
なんというか、とても幻想的な経験でした。
その幻想的な雰囲気を楽しむツアーなので、細かく書こうとしても書けません。
昼のマングローブ林に行ったことがあって、暗くても怖くない人には
お勧めできるツアーです。

 

3−4:パナリ島周辺シュノーケリング

石垣島から船で1時間ほど行ったところに、パナリ島という無人島があります。
その周辺はシュノーケリングやダイビングにばっちりなスポットが多く、
サンゴ礁でのシュノーケリングに夢中になっていた私たちは、
迷うことなく参加することにしました。
どこまでも続く青い海。潮風がとても心地よかったです。

 

パナリ島自体は、ごく普通のリゾートビーチという感じなので省略。
この日はとても風が強くて、用意されていたタープも設置することができませんでした。
でも波は比較的穏やかだったので、シュノーケリングには問題ないとのこと。
よかったー!早速行きましょう!

 

1日かけて数か所のポイントに連れて行っていただきました。
どこも素晴らしかったのですが、楽しかったのは魚の餌付け。
魚肉ソーセージを少しずつ削っているだけで、
自分の周囲にとんでもない魚の群れが寄ってきます。
「かわいくないくらい寄ってきますよ」と言われましたが、
ツンツン突っつかれながらでも、可愛いと思えました。

 

 

やはりここでも大人気のクマノミちゃん。
これは前見たのと違うような気もするんですが、
見慣れてないので、種類がわからない。
もしかしたら日本にいるクマノミ6種類、
今回の旅行でコンプリート出来たかも?!

 

こんなきれいなお魚もいました。
とにかく南の海のお魚は、きれいすぎです。
このお魚も、もしかしたら食べたらおいしいのかも知れませんが、
美しすぎる見た目で「なんかまずそう」と思ってしまいます。
なぜかわかりませんが、極彩色の魚って、美味しそうに思えないのです。
これって私だけ?

 

そしてさらに、昔は「クマノミ城」と呼ばれていた場所に行きました。
昔は本当にお城のようにイソギンチャクとクマノミがいたのだそうですが、
どこぞの業者がごっそり盗んでいってしまったらしい。
現在は「クマノミアパート」程度の規模だとのことでした。
盗んだクマノミは、どこかで売るのでしょうか。
こんな美しい場所を壊すなんて、とんでもないですね。悲しいです。

 

ここでの餌付けがもう、楽しくて楽しくて!
だってこんなにきれいなお魚たちに囲まれるのですよ!もう最高です。
クマノミアパートは何とか健在で、その周囲のお魚たちも、わーっとみんな集まってきました。
魚肉ソーセージをちびちびと削りながら、こんなに楽しくていいんだろーかと思ったくらいです。
また絶対にこのあたりへ来よう。そして、またこんなに楽しい数日間を過ごしたい。
そう思わせてくれた経験。私の今年の思い出の中で、この沖縄での日々は特に輝いています。

 

ツアーを終えて石垣島に戻ると、島がなんだか慌ただしい。
どうも台風が来るようなので、その準備と言うか、対策をしているところだったのです。
台風の時は船を全部港に集めて、あげられる船は陸にあげて、
あげられない船は、全部ロープでつなぐそうです。大変な作業です。
私たちはこの翌日沖縄本島に飛行機で戻る予定でしたが、
急遽繰り上げてこの日のうちに沖縄へ行くことにしました。
結果、次の日は台風で、石垣島発着の飛行機便はすべて欠航となりました。
やはり天候には過敏すぎるくらいに反応しておいて、良かったと心から思います。
次は最後、沖縄本島です。

 

めんそ〜れ沖縄 そして離島たち
与那国島
2−1・2 西表島バラス島・鳩間島・シュノーケリング
2−3・4 西表島民宿モンスーン・由布島
3−1 石垣島体験ダイビング
3−2・3・4 石垣島パナリ島・ナイトカヤック・青の洞窟
4−1・2 美ら海水族館とパイナップルパーク
4−3 ゆいレールと牧志公設市場

 

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