クロウサギのいる島・奄美大島 その2
2009年5月14日(木)〜5月17日(日)
3:日本のジャングルを歩く(金作原原生林)
奄美はご存知の通りかなり暖かい場所に位置し、 湿気も強いため、屋久島のような原生林があります。 自分たちだけで散策もできますが、ガイドさんと一緒に行くと、 色々と私たちの知らない動植物などを教えてくれます。 ガイドさんと一緒に、良好な天候の中、のんびりと散策してきました。 場所は金作原原生林。「きんさくばる」と読みます。 |
湿気が強い森林なので、当然のようにシダ類が多い。 こんな見上げるほどの巨木に成長するものや、 足元どまりのシダなど、たくさんの種類が見られます。 このアングルで見ると、南国なんだなあと感じられます。 |
当然、足元にもシダ。 実は私ですね、シダという植物が、とても苦手なんです。 シダって葉っぱの裏側に、規則正しく、細かくびっしりと 胞子が列をなしているじゃないですか。 あれがもう、無性に気持ち悪い。 そのシダが周囲にたくさん…できるだけ葉っぱの裏側は見ないで行こう。 |
進んでいくと、ますます原生林は深くなって、 熱帯雨林だなあと思わせます。 右の写真は、迷彩色の色の木です。 左の写真、今にも何か出てきそうですね。 実はこの森はB級映画として大変名高い あの「モスラ」の撮影もされた場所なのです。 モスラのモデルは与那国島のヨナグニサンという 世界一大きな蛾です。 でも与那国では撮影できるような森はないので、 奄美で撮影したとか。 とすると、ここにピーナッツも来てたのですね。 |
これだけの森の中ですから、色々な生き物がいます。 沢の水の中に住んでいるイモリや、妙に足の長い不思議な蜘蛛。 それから、写真には撮れませんでしたが、リュウキュウアカショウビンも見ました。 かなりレアな鳥らしいので、一瞬だけでも見られてラッキー!でした。 |
地理的にも近いし、屋久島の原生林と同じかな、と 思いながら参加したのですが、かなり違いました。 やはり奄美には奄美の森があるのでした。 子供の頃見た「モスラ」が撮影された時、 この森は今と同じだったのでしょうか。 長い年月が過ぎているので、変化があっても当然ですが、 なんとなくここは、同じままで時が過ぎたような気がします。 そう、モスラの頃も、私が年老いてからも。 |
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