【2007年2月18・19日】

 

そうだ・関西・行こう〜湯でたこの行き当たりばったりの思いつき京都大阪〜その1

 

休みをとって、この日は八丈島まで行く予定でした。
初めての島の温泉めぐりにわくわくしていたのですが、当日は生憎の天候。
空港まで行ってみると、飛行機は欠航でした。八丈島の空港が閉鎖されているようです。
いつ回復するのか不明・・・ということで、島は諦めることに。
しかしもう気分は、お出かけモード。どこにも寄らずに、このまま帰宅するのは気が進まない。
ということで、急遽予定を変更して、久しぶりの関西旅行に行ってきました。
温泉ナシで観光のみでもいーや、ってなことで、大阪と京都を下準備ナシにぶらついてきました。

 

京都・嵐山で湯でたこオリジナル扇子を作る

京都、嵐山。有名な観光地でありますが、私にとっては始めての訪問でした。
もっとも京都に来るのは、今回でようやく4回目。
色々と見所が多い都市でありますので、仕方ないかなー。
嵐山の観光シーズンは、やはり新緑の頃と紅葉の時期だそうで、
私が行った日は混雑もなく、のんびりと見てまわることができました。

 

で、嵐山に何があるのかというと、説明に困る。
お土産もののお店などが並んでおり、
なんつーか、お伊勢様の「おかげ横丁」のようなところです。
数多いお土産もの屋さんを、ぶらぶらと見て歩いていると、
このような看板の出ている扇子屋さんを発見!
ちょっと緊張するけど、トライしてみることにしました。

京扇子のお店「伊藤常」さんというところです。
私が行った日はすいていましたが、オンシーズンは混むかもしれないので
電話で確認したほうがいいでしょう。

 

早速お店の2階の部屋に案内され、絵の具や和紙の台紙が渡されました。
で、実際に描くにあたって、色々と説明を受けました。
扇の台紙って、3枚重ねなんだそうです。知りませんでした。
プロの方が描いた見本の絵なども沢山出していただきました。
一応、何を描こうかというのは、なんとなく頭の中で決まっていました。
いざ、開始!

 

まずは真ん中にタイトルを。やはりネタはこれでなくては。
どーせ気の利いた絵なんか描けないし。
とはいえ、描きなれた湯でたこの絵もここに描くには細かいし、
とにかく可愛く仕上がるように、なんとかやってみました。

 


やはりurlは必要でしょう

たこは絶対ピンクで

散りばめてみました

たこ描きかけアップ

 

とまあ、思い切りデフォルメした湯でたこを散りばめて、
ようやく扇子絵が完成いたしました。
本当は地色をうすい黄色などにしたかったのですが、
2色以上の重ね塗りは無理とのことで、白のままで。
この後、ちゃんとした職人さんの手によって、
扇子として完成され、自宅まで発送して下さるそうです。
いやー、ドキドキしちゃうなあ。

 

さて、時は流れて4月の3日。完成した扇子が届きました。
2ヶ月近くですから、結構長かったです。
ちゃんと仕上げるには、それだけの時間が必要なのですね。
普段何気なく使っている扇子ですが、
時間と手間が十分にかけられていることを実感しました。
さて、いよいよ開封!

 

ちゃんと箱に収められているのに、ちょっと照れる。開けながら、ドキドキです。

 


はい!これが湯でたこの作った扇子です。
職人さんの手によって、見事な扇子に仕上がりました。
私は自分で描いたものなので、愛着はありますが、
扇子作りの職人さんは、この絵をどう思っただろ。
こんな拙い絵のものを、しっかりと仕上げて下さって、
本当にありがとうございます。感謝します。

なんだか使うのは勿体無いというか恥ずかしいというか。
家の飾り戸棚の中に「展示」しています。

 

こんな扇子絵を描いたので、扇子屋さんの店員さんが
私に京福電鉄嵐山駅の足湯を教えてくださいました。
何の下調べもなく行ったので、嵐山に温泉があること自体知らなんだ。
ああいう扇子絵を描かなければ、教えていただけなかっただろうな。

 

駅の改札で150円支払って、タオルを受け取り、改札の中へ。
ホーム奥にこのような暖簾があるので、すぐわかります。
入り口にはちゃんとお地蔵さんまで鎮座されていて、
京や温泉の風情を大切にしてくれています。

 

このように屋根もあって、立派なつくりでした。
お湯は適温で、ヌルヌルする感触の、なかなかいいお湯です。
このようにテーブルがあると、読書できたりするのでいいですね。
私の他にも、若いかわいいカップルが仲良く並んで足を浸していました。

その足湯のすぐ横を、このように電車が通り抜けていきます。
いい天気の中、心地よい風に吹かれながら、
久しぶりの京都を満喫できていることに、とても満足しました。

 

駅の足湯でいただける、記念のタオルです。
電車の絵まで描いてあって、かわいいです。
使うたびに、この旅行のことを思い出して、
当分思い出に浸れそうに思います。

 

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