そうだ・関西・行こう〜湯でたこの行き当たりばったりの思いつき京都大阪〜その2

 

湯でたこ、京の都で甘いものだけで1日過ごす

食い倒れは大阪で京都は着倒れですが、
やっぱり古都京都に行ったからには、美味しい和菓子をいただきたいもの。
今日は一日、京都らしく甘いものだけで1日過ごしてみるか!と
甘いもの大好きな私らしく、本日の目標を設定。
特にお目当てのお店などはないので、お腹がすき次第、食べてみることにしました。

 

まずは嵐山の和菓子屋さん。
おつかい物のお菓子もありますが、イートインもあります。
さっそく、温かい善哉を注文。10分ほどで、目の前に。
私は善哉というと、汁も餡子のように黒くて、
その中に小豆が沢山入っているものを常食していたのですが、
ここの善哉は透き通っていて、その中に小豆と御餅でした。
でもこの汁の甘味がとてもさわやかで、とにかく美味しい!
くどくないので、甘いものが苦手な人でも大丈夫そうです。

 

ついでに、季節の和菓子も注文。お抹茶がついてきます。
ほろ苦いお抹茶と、白餡・粒餡のコンビネーションのお菓子。
こちらも見た目に反してさっぱりした甘さで、
とても美味しゅうございました。
このくらいさっぱりした甘味なら、いくらでもいけそうだなー。
口が飽きっぽい私でも、1日くらいなら大丈夫そうです。

 

しばらく嵐山散策をして、ちょっと空腹になりました。
先ほどとは別のお店に入って、またもや善哉。
どこのお店でも、ちゃんとお漬物や塩昆布を出してくださるのは、
本当に嬉しいです。
善哉の甘さが引き立つし、やはり1日甘いものの身にはありがたい。

 

1箇所くらいは寺社見学しなくては、と
清水寺に寄りました。そこの茶店で。
非毛氈のかけてある椅子に腰掛けて待っていると、
注文した「あめゆ」と善哉(またかよ)が運ばれてきました。
あめゆは、関東ではあまり見ないものですが、
ひやしあめを温めたようなものです。
生姜が利いていて、香りもGood。風邪の時などに、良さそうです。

 

お次は京都の台所、錦小路へ。
私はここが大好きで、京都に行くと必ず寄ります。
というよりも、旅行先では必ず市場に寄ります。市場の活気が好きなのです。
錦小路の中につきたての御餅を食べさせてくれるお店があるのですが、
そこで「御餅って、こんなだったのか!」と感動したことのある私。
当然今回も寄ってみて、安倍川などを食す。んまい。

 

で、やっぱり善哉。駄目だな、私ゃw
甘いものは別腹というけれど、本当にいくらでも入るもんだ。
私は同じ味のものを続けて食べられない性分なのですが、
結構大丈夫だっただけでなく、どれもとても美味しくいただけましたよ。
それから、やはり京都は「和」の「甘味処」がとても多く感じました。
東京では洋菓子のお店のほうが、多く感じられます。
和菓子大好きな私には、とてもうらやましく感じられました。

 

そして、〆はこれだー!「チョコレートコロッケ」
錦小路のお惣菜のお店で、偶然発見しました。
チョコレートコロッケは、大学の学食に定期的に登場するらしいですが、
市井で、しかもこんなところで出会えるとは。1個90円也。
気になるのは、中身です。おイモの中にチョコレートのダイスか?
それとも、ココア味のマッシュポテト?などと想像し、
わくわくしながら口に入れてみると・・・

 

中はチョコレート味のクリームでした。なるほどねー。
コロネパンの中身と同じで、それが少し硬めになったものです。
粘りがあって、それほど甘くもなくて、美味しかったです。
ご飯のおかずになるかというと微妙ではありますが、
子供達がお小遣いで買って食べたりするのには、好評ではないかな。
前々から食べてみたかったものなので、本当にラッキーでした。

 

当然お土産には甘いものを購入して帰りました。
少なくとも私は、1日くらいなら善哉だけで過ごせそうです。
今度京都に行くのは、何年後になるかわからないけれど、
善哉をいただくたびに、この日のことを思い出すような気がします。

 

京都太秦映画村

 

車で郊外を走っていると、ちょうど近くを通りかかったので、
寄ってみることにしました、東映太秦映画村
実は私は、時代劇はそれほど詳しくない。歴史も同様。
でもロケセットなどもあるということなので、
必殺シリーズくらいしか知識がないけど、行ってみました。

 

入ってすぐは、昭和の初期を感じさせるセットが並んでいます。
実際にドラマなどで使われたものなのだそうです。
私の年代は、このような光景をわずかながら記憶しているので、
この時代のものには、結構思い入れが強かったりする。
もう今ではこういう食堂などには、殆どお目にかかれないですが、
それでも私の行動半径の中では、時々見かけます。
懐かしい光景です。

 

ああ、こういうところ、テレビで見たなあ。
大勢の町衆がエキストラで歩いていたりすると、
結構雰囲気が出るでしょう。
本物の大部屋役者さんたちが撮影をしている場面を
たまたま見ることが出来たのですが、
想像していたよりもずっと濃いメイクで、びっくりしました。

 

映画村のシンボル、旅がらすのかちん太くんです。
時々道案内をしてくれます。
矢印の方向に進むと、お江戸日本橋だそうで、
そのとおりに進んでみると、右のように日本橋が。
実際の日本橋の大きさも、こんなものだったのでしょうね。

 

池田屋旅館のセットも勿論ありました。これが例の階段です。
こうして見ると、結構急なんですよね。下りるの、怖かった。
映画「蒲田行進曲」を思い出します。「銀ちゃん、かっこいい!」

実際の池田屋旅館跡地は、現在パチンコ屋になっているそうです。

 

でね、やっぱり風呂に反応してしまうわけですよ、私は。
立派な唐破風。唐破風は鎌倉時代あたりからある建築様式ですので、
江戸時代にはもうすっかり定着していたのでしょう。
右の写真は、映画村入り口近くの、昭和タウンの電話台です。
まさかこの銭湯をひそかに宣伝していたとは思いませんでした。
芸が細かいなあ。

 

中は脱衣所まででした。残念。
折角だから中まで造ってくれると、嬉しかったなあ。
江戸時代のお風呂というのは今とは違って、ざくろ口というのがあり、
その奥が蒸し風呂になっていたのだそうです。勿論、浴槽もあります。
混浴が殆どだったということで、昔の人はおおらかですねえ。
鬼平が混浴の禁止令を出すのですが、守らない湯屋も多かったとか。

 

で、この日の夕方、京都の市街地を散策していたら、
偶然にも「柳湯」というお風呂屋さんを発見!
この渋い店構え、ものすごく惹かれたのですが、
この日はちょうど定休日。ということで、入浴は出来ませんでした。

 

今このページを作るにあたって、映画村のサイトを色々と見ていましたら、
なんだか寄っていないコーナーが沢山あることに今頃気づきました。
たとえばこの長屋とか、白州とか、牢屋とか。
あんな遠くまで行ったというのに、なんと間抜けな私。
これから行かれる方は折角なので、お見逃しのないようにご注意くださいませ。

 

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