【2007年5月26日(土)】

碓氷峠鉄道文化むらにて、にわか鉄ちゃんの1日を楽しむ その1

 

1997年10月1日。長野オリンピックにあわせて、長野新幹線が開通しました。
その開通にあわせて、ある鉄道の区間が廃線となりました。信越本線横川駅〜軽井沢駅の区間です。
横川駅は、「峠の釜飯」で有名ですので、名前くらいはご存知の方が多いのではないでしょうか。
その横川駅の横にあった横川運転区跡地に、体験型鉄道テーマパークが出現しました。
それが「碓氷峠鉄道文化むら」です。
広い敷地の中に、沢山の車両の実物が並んでいる!それだけでちょっとわくわくしますね。
鉄道マニアの間では聖地とも呼ばれるこの場所に、湯でたこ行って参りました。

 

蒸気機関車「あぷとくん」とミニSL、電気機関車

 

駐車場のスペースは、以前横川駅の線路だった場所。
なので、このようにレールが残っています。
駐車場の目の前には、横川駅のホームです。

 

鉄道文化むらの入り口ゲートです。入場料は大人500円。
天気の良い土曜日ということもあって、親子連れもいっぱい。
日曜日などには観光バスも乗りつけたりするみたいなので、
この日はまだすいているほうだったのかも。

 

ゲートをくぐってすぐ目の前にある広場ですが、
いや〜広い!とにかく広いです。
屋外なので開放感は抜群だし、遠くには山が見えるし。
この広場には、デパートの屋上にあるような、
小さな子供達が楽しめる乗り物が沢山ありました。
トーマスやアンパンマンの電車は大人気です。

 

ここではむらの広場を1周する蒸気機関車に乗ることが出来ます。
小さいながらも本格的なホームに、かわいい電車が待っています。

 

内部はこんな感じです。木のぬくもりが感じられるし、とてもきれい。
幅員が狭いので、1人用の椅子もあります。
小さな子供達に混じって、ニコニコわくわくしながら乗り込みます。

 

さて出発!
むらの広場の周囲にめぐらされた眼鏡橋の上を走ります。
ゆっくり走って、およそ10分ほどの短い時間ではありますが、
高い場所を走るので、気分は爽快です。
蒸気機関車特有の石炭を燃やす匂いもかすかに感じられ、
わずかな時間なのに、電車旅行の気分を満喫できます。

 

これが先頭の気動車。小さくて可愛いなあ。
小さくても本格的な機関車。イギリス製だそうです。
普通の鉄道で現役で走っていたのは、いつの頃なのでしょうか。

 

運転席の床には、石炭が沢山積まれていました。
実際に石炭を目にする機会などはまずないので、
おお〜これが石炭か!と喜んでいたところ、
燃えさかる釜を見せていただくことができました。

これ、写真だとうまく伝わらないかもしれませんが、
実際にすごい音をたてて燃えているのは、なかなかの迫力!熱気もすごいし。
きっと古い時代の汽車なのでしょうが、今でもこうやって走ることが出来て、
よかったねえと思わず顔がほころんでしまいました。

 

ここにはミニSLもあります。これも本格的な蒸気機関車です。
今回私は乗らなかったけれど、大人にも子供にも大人気でした。
小さな子供達が集まってきて、興味津々で眺めています。
10分間隔くらいで運転しているようなので、大忙しですね。

 

そしてここにはもう1つ、忘れてはならない乗り物があります。
それがこれ、電気機関車。
これはですねー驚くなかれ、自分で運転できるのです!
ただし、そのためにはちゃんと1日かけて座学の教習を受けて、
試験に通ることが条件です。
むら内にある「鉄道資料館」の入り口には、実際に運転した人たちの名前が
沢山貼り出されています。
いいなあ。私も時間があったら、頑張って受講してみようかな。
本物の電車が運転できる機会なんぞ、滅多にありません。
心が動いたあなた、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

 

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