【2006年10月21日(土)〜23日(月)】

なんと温泉ナシ!の東海地方観光旅行(ややディープ)その1

 

私のたびには温泉がつきものですが、今回は温泉ナシの観光旅行をしてまいりました。
一番の目的は、名古屋の「マウンテン」が建て直しするため、古い建物への最後の登山。
それから、関東とは一味も二味も違う、名古屋の銭湯を見てくること。
その他色々と、名古屋のB級グルメを楽しむことです。
その他、一般的な観光らしきものもしてまいりました。それでは1つずついってみましょう。

 

名古屋の不思議な車線に戸惑う

 

これは名古屋のある通りの様子なのですが・・・どこか妙だと思いませんか?
私の走っている車線の右側に右折車線があるのに、その右に直進車線があるのです。
その間のコンクリートの出っ張りは、分離帯ではありません。
実は名古屋では右車線がバス路線となっている通りがあるのです。
右車線だと確かに路駐もありませんので運行はスムーズなのですが、
バスというのは左側にしか乗降口がありませんので、
道路の中央に設置されたバス停につけるには、この方法しかないわけです。
ものは試しと、この右折車線の右側の直進車線を走ってみましたが、
なんか違和感があって、落ち着かないです。慣れの問題だとは思うのですが。
このような道路では、当然ながら殆どが矢印信号となっています。

 

ロボットミュージアムで童心に返る

 

かつてJETROの輸入車ショウルームがあった場所に新しく出来た「ロボットミュージアム」。
10月12日にオープンしたばかりです。
ちょうど名古屋を訪問する予定だったので、早速プランに組み入れてみました。
名古屋三越のお向かいにあり、ガラス張りのきれいな外観が目を惹きます。

 

入り口を入るなり、オレンジ色のアーム型ロボットが、
ホワイトボードになにやらマーカーで描いていました。
実はこれ、右写真のスクリーン前に立った人間の輪郭を記憶して、
それをほぼ一筆書き状態で描いていくロボットなのです。
さっそく湯でたこもやってみました。
片足を上げて、約5秒。あっという間に記憶作業完了。

 

で描きあげたのがこれです。真ん中辺りに見えるのが湯でたこ。
両手をあげて、片足をかるくあげているやつです。
既に描かれたものと、重ならないように描くという技はまだないらしく、
この後色々な人がやっていましたが、どんどん描いたシルエットが
重なっていくのが面白い。
それにしても、さすが機械。記憶は本当に早いです。

 

エントランスホールから、2階への階段の手前に、
このようにi-podが山積み。まさに、山積み。
これはミュージアムの説明をしてくれるもので、貸し出し無料なのです。
i-podには触ったこともなかったので、当然借ります。

 

小さくて薄くて、操作性も簡単。まあ人気が出るのもわかりますね。
ミュージアムのパネル展示の横に、アルファベットと番号が書いてあって、
それと同じ番号を指定すると、その説明を聞くことができるようになっています。
小さな子供達も首からさげて、思い思いにいじっていました。

 

ミュージアムの入り口は少々暗くなっており、ロボットの歴史のパネル展示がなされています。
映画「メトロポリス」のマリアや、フランケンシュタインなどまで展示されていて、
現代人と昔の人の考える「ロボット」の違いなどがよくわかって、なかなか面白い。

更にその奥には、私たちに馴染みの深いロボット達の展示がありました。
「ドラえもん」「21エモン」「鉄人28号」「鉄腕アトム」などの展示の他に、実物大のアシモも!
ランドセルみたいなバッテリー背負ったアシモは本当に可愛くて、なでなでしたくなってしまう。
その他、ブリキの玩具のレプリカなど、盛りだくさんな展示でした。
夢中になって「ドラえもん」を読んだ時代を思い出して、なんというか、懐かしさで胸いっぱいになりました。

 

上記のパネル展示などのコーナーは、撮影禁止なので、写真はナシです。
壁が黒い部分は撮影禁止区域なのですが、その表示が大変わかりづらいのです。
これから行かれる方は、ご注意ください。
黒い壁の区域を過ぎると、黄色い壁の「体験ゾーン」になります。
ここは実際にロボットに触って遊べるコーナーで、写真もOK。記念撮影する家族連れ多し。

 

体験ゾーンで私たちをまず迎えてくれたのは、AIBOでした。
ちょこんと座っていますが、これは充電器に腰掛けているのです。
AIBOはとてもお利巧さんで、お腹がすくと自分で充電器に座るのだそうです。
すごいなあ。
AIBO欲しいなー。でも実を言うと、昔のメタリックなAIBOのほうが、
見た目は私の好みです。

 

充電中でも、頭をなでると反応するし、ちゃんと芸もしてくれました。
写真は「お手」をしてくれたところ。
ちょっと首をかしげて、前足を宙に泳がせる仕草は、
相手が機械なのだということも忘れさせてくれるほど、可愛らしいものでした。
小さな子供にも大人気でした。

 

その他、リモコンで動くロボットなども多数展示されており、
自分で色々と動かして遊ぶことが出来ます。
このロボットは結構動きが早くて激しいのですが、
決して倒れることなく、ちゃんと2本足で立っていました。
こんな小さな玩具レベルでも、技術は確実に進歩しているなあ、と
リモコンボタンをピコピコ押しながら、感動したのでした。

 

ミュージアムを出ると、充実したお土産コーナーへ出ます。
ここには入館料金を払わずとも入れるので、気軽に立ち寄ってみても。
小さなサイズの精巧なロボットの販売なども勿論しているのですが、
「ロボットミュージアムきんつば」なんてものまで、あったりします。
ここを見ているだけでも、結構楽しいですよ。
オリジナルグッズも多く、ここだけで1時間くらい過ごしてしまいました。

 

でも結局買ったのはオリジナルタオルと、ヒョウタンツギのトート。
ロボットミュージアムまで行って、なにやってるんだかw

しかしやはり、人型ロボットというのは、いつの時代も夢なのですねえ。
ASIMOやAIBOが人気があるのも、実際の生き物を模倣したものだからでしょう。
工場などで実用化されているアームだけのロボットのほうが現実的ですが、
非現実的な人間型のほうが、我々の夢をかきたててくれるようです。
ブレードランナーのレプリカントのようなアンドロイドが出来るのは、いつなのでしょうか。
遠い将来のことでしょうが、それまでの間ずっと夢を見続けることができるのですから、
はるか遠い未来でもいいではないかと思っています。

遠い未来の夢を見ることの出来るロボットミュージアム。
昔からの人類の夢の続きを作るべく、今も技術者達は開発に取り組んでいます。

 

コメダコーヒーの本店と、甘味処「おかげ庵」

 

名古屋の人で「コメダコーヒー」を知らない人はいないでしょう。
東海3県を中心にフランチャイズ展開する喫茶店で、
最近は神奈川県にも出店しています。
私は名古屋を代表するこのコーヒー店が大好きでして、
東海へ行くと、必ず何度か寄ってしまいます。
今回はまずはコメダの本店へ。朝っぱらから小倉トースト。

 

その本店の横には、コメダが実験的に出店している
「吉茶」という高級茶房があります。
ここも寄ってみたかったのですが、ホットが1200円というのを見て、
躊躇したあげく、やめてしまいました。
隣同士ですがコメダは満席状態、吉茶はがらがらでした。
う〜ん、やはりこの価格はちょっとネックになっているように思います。
今度気が向いたら寄ってみようかな。

 

コメダにはもう1つ、別系列のお店があります。
それは「甘味喫茶 おかげ庵」。以前は「おかげ」でしたが、改名しました。
コメダと同じ、黒地にオレンジ色の看板。
入り口は落ち着いた佇まいです。

 

でも内装は、まさしくコメダ。赤いソファタイプの椅子、高い天井。
このゆったりとした空間が落ち着けるんです。
今主流のカフェなどとは違う、あくまでも「喫茶店」という内装。
座っていても疲れないやわらかさの椅子は、ポイント高いです。

 

甘味だけど喫茶なので、当然名古屋モーニングはあります。
ここのモーニングは甘味処らしく、なんとパンと餡子(粒餡)。
小倉トースト大好きな私にはとても嬉しく、温かいパンに餡子を挟んで、
アンバタ状態にして美味しく頂きました。

 

ここは自分でお団子や御餅をを焼いて食べるという、
楽しい参加型メニューも沢山あります。
これはうるち米ともち米をあわせてついた「おかげ餅」。
炭火でかるくあぶって、たれをつけていただきます。
熱々の状態で食べられるし、ちょっと小腹がすいたときに最適。
甘いものが苦手な人が来ても大丈夫です。

 

その他甘味処にふさわしいメニューも沢山。
左は抹茶フロート、右は抹茶シェイクです。
どちらもキンキンに冷えていて、とても美味しかった。
あんみつやみつまめ、パフェも充実しています。
こんなところが自分の近所に1軒あるといいんだけどなあ。

 

名古屋から家に帰る途中、またも神奈川のコメダに寄り道。
なぜかというと、ここではコメダのカップを売ってくれるのです。
このカップ、とても肉厚で中のものが冷めにくく、量もちょうどいい。
これにコーヒーを淹れて小倉トーストでも準備すれば、
いつでも自宅でコメダ気分?!

 

名古屋手羽先「世界のやまちゃん」

 

名古屋独特のグルメは多い。どて煮、味噌煮込みうどん、きしめんなど。
その中でも手羽先は、徐々にシェアを伸ばしつつあります。
手羽先の先駆者として知られる名古屋の有名店は「風来坊」と「世界のやまちゃん」。
今回は「世界のやまちゃん 本店」に言ってみました。

 

私は酒を飲まないので、居酒屋に入ること自体が珍しい。
職場のつきあいでもなければ、なかなか行くきっかけがつかめないわけで、
今回7〜8年ぶり(プライベートで)くらいに、居酒屋の暖簾をくぐりました。
早速手羽先を注文。間もなく揚げたて熱々が運ばれてきました。

手づかみで食べてみると・・・んまぁーい!たれの味が濃くてスパイシーで、
本当に美味しい!表面がかりっとしているのも、とてもいい感じです。

 

その他に軟骨から揚げ、つくね、季節限定栗コロッケなどを注文。
栗コロッケは本当に栗の甘露煮が細かく入っていて、とても甘くて美味しい。
つくねには味噌だれがかかっていて、ちょっと味は濃い目だけど、
小さな味噌カツのような気分で食べられます。
それにしても手羽先。もっと全国区になってもいいんではないかと思いました。
ご飯のおかずというよりは、お酒のつまみに最適です。

 

今や全国に50店舗、東京にも出店しているやまちゃん。
手羽先だけでなく、名古屋色の強いメニューを出す居酒屋という感じです。
でもやはり目玉商品の手羽先は、一度は食べてみる価値ありでしょう。
右の写真は、本店のレジで売っていた、やまちゃんのハンドタオル。
社長自らが鶏になっているというこの似顔絵は、やまちゃんのトレードマークです。
店舗によって微妙にメニューが異なるようですが、手羽先はどこでもあります。
今度は風来坊へも行ってみたいなあ。

 

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