2007年2月
2007/2/28(水) 方言が魅力を発揮する時 |
今話題になっている「今日、下のおっさんが出会い系の女に会いにいきます」ですが、あまりの人気にアクセスが集中して、サーバーとまったそうです。すげー。読む場合は、順番どおり(1)からどうぞ。 確かに、ここまで見事に騙されている人って、みたことがないものな。常々、「あんな件名のスパムでつれるバカいるのか?」と思っていたのだが、こういうおっさんみたいな人が沢山いるのなら、ああいう露骨な件名のほうがいいのかもしれない。 面白いといえば面白いのだが、あまりのバカさに泣けそうになる。おっさんの人生、今までも失敗続きだったんだろうな。なんとなく、想像つくよ。その結果、今があるんだね。 この日記を読んでいて、私が一番唸ってしまったのは内容ではない。何かというと、「大阪弁のかっこよさ」だった。関東者の私にとって、関西の言葉、特に大阪弁はガラが悪く怖い印象がとても強く、「喧嘩には使えそう」という程度の言葉でしかなかった。でもこの日記では、大阪弁が妙にしっくりと、かっこよく決まっている。しかしそれは「おっさん」の台詞ではなく、全て日記の主の台詞なのだった。「行き着く先は地獄やで」「「生活立て直さんと泣きの1回入れるのは、博打で負け続ける典型や。それでインケツ引き続けんねん」「気がついたときには、周りに誰もおらんよ」これらの台詞を標準語で言ったところで、ここまでびしっと決まるもんだろうか。これ、大阪弁で言うから、かっこいいのではないだろうか。 じゃりん子チエなんぞ読んでいると、よくテツが「インケツ、インケツ」って言っているけど、これって関東ではなんていうのだろう。同じなのか。でも、この言葉自体が、関西弁しか似合わない気がするのだ。やはりお国言葉にあった言い回しや単語というのはあって、同じことを別の方言で表現しようと思っても、上手く決まらないことはあるだろう。大阪弁はじめとして関西の言葉は、どうしても映画などの影響なのか喧嘩やヤクザのイメージが強くなってしまっているが、それ以上にしっくりくる会話があるはずだ。それは一体、何だろうか。 生前のナンシー関が、阪神大震災の際の関西弁の威力というものについて書いていた。役所の人間などに被災者が苦情を言うときも、当然ながら全て関西弁なのだが、関西弁の効果でとても聞こえが柔らかくなっていたというのだ。「それじゃ、だめだろ!」と標準語ならなるが、関西弁だと「あー、そらあかんわー」となるのだと。ギスギスした感じがなくなって、かなり柔和な感じになっていたらしい。 よくよく考えたら、大阪は商人の町だ。商人の使う言葉だもの、きつかったり怖かったりするはずはないのだ。いつから大阪弁や関西弁は、怖いという印象になってしまったのだろうか。やっぱりテレビとかの影響が大きいのかなあ。関東の言葉も、なれない人が聞くとかなり怖く聞こえるらしいので、お互い様かな。特に下町のべらんめえ調は、なれないと本当に怖いらしいからな。 これを機会に、ステレオタイプな関西弁の見方を、少し変えてみるのもいいかもしれない。でも、聞くのはともかく、書かれた方言って読みにくいんだよね。やっぱり文章は標準語のほうが楽かも。あ、でもこのおっさんの日記は、今までどおり、大阪弁でたのむ。 |
2007/2/26(月) ワンセグ | |
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ワンセグを数ヶ月前から使っているのだが、結構きれいに映るね。デジタルはともかく、電波状況のよい場所なら、アナログはかなりきれいだ。 今は薄型が主流だそうだが、自分が使っている携帯は、とてもごつい。かなり分厚い。でも買い取り初期のものに比べれば、かなり小さくなったものだ。 最初の携帯を買ったのは、もうかれこれ10年近く前になるか。地方へ旅行に行くのに、どうしても必要だった。その頃はまだ旅なれていなくて、田舎道を運転していて、事故にあったらどうやって連絡するのか?などと考えて買った。 その最初の携帯を買った帰り道で、なんと事故を目撃してしまった。マイ携帯での最初の電話が110番とは。当時は携帯の場所を自動で知らせるシステムが全くなく、場所を説明するのが大変だった覚えがある。 あれから携帯は、とんでもなく進歩を遂げた。先日「カノッサの屈辱」の一夜限りの復活で、「携帯電話の歴史」をやっていたが、それを見ながらしみじみしてしまった。今や扱いきれないほどの多機能となった携帯。でももっぱら使っているのは、アプリ機能だけという自分。使いこなせない私に買われた携帯、ごめんね。君の能力をフルに活かすには、自分は力不足。 |
2007/2/25(日) ちょっと安易すぎやしませんか |
稲取の新観光事務局長に、46歳のNPO法人で働く女性が選ばれた。年収700万円で、2年間か・・・破格の条件と言われていたけど、これって安いのか高いのかわからない。というのも、2年間で結果を何が何でも出そうとすると相当忙しいはずで、まさに休日などない状態となるだろうし、普通にやっていたのでは2年程度で明らかな結果を出すのは難しいと思ったからだ。 あちこちの温泉をまわっていると、寂れてしまった温泉街などに行くこともある。立ち寄り湯をさせてもらうと、お湯は素晴らしかったりするのだが。そういう温泉地へ行くと、「ここが栄えるためには何が必要なのか?」ということを、色々と自分なりに考えたりもする。そんな自分にとって、この稲取の件は、大変興味深いものであった。 「外国から観光客を誘致しようなんていう、安易な考えしかなかったら困るね」と話していたのだが、本日ネットで偶然見たニュースでは、どうやらそうなるらしいことが書かれていてショックだった。以下、J-CASTニュースより引用。 引用開始******* 出来レースでなければないで、やはり問題はある。いや別にね、外国からの観光客を呼ぶのがいけないと言っているんじゃない。発想が安易過ぎるということに、腹をたてているのだ。ましてや、伊豆でしょう?日本海側ならともかく、太平洋側だし。まあ外国からのお客は船だけで来るとは限らないしね、飛行機で成田まで来るようなお客の場合は太平洋側のほうが近いのだろうが、それでもかなり遠い。半島というのは地理的な問題で、結構遠いから。車で行くのはかなり遠いし、公共の交通機関も伊豆は限られている。送迎バスでも、だすのかな?成田まで。 期待と不安を持っていたのだが、はっきり言って現段階ではかなりがっかりしている。「じゃあお前、代案出せよ」といわれると、今の所何も自分にはないのだが。でも私だったらこんな安易な案くらいしか持っていなかったら、こんな大役に応募などしないよ。そのくらいの分別は持っているつもりだよ。 以前、洞爺湖畔のホテルのたてなおしをプロに頼むという番組を見たことがあるが、「え、こんなことでお客来るの?」と思われるような案で、確実に売り上げを伸ばしていた。プロの視点とアマの視点は全く違うのだということを、その番組を見ていてしみじみと感じたものだ。やはりそれなりの報酬をとるだけのことはある、素人には出来ない仕事だ、と思わされた。 もっともこの人は、たてなおしのプロじゃないしね。それに他にも案を持っているのかもしれないね。2年間という短い任期、どの程度まで稲取の活気を取り戻せるのか。興味深いところです。 |
2007/2/24(土) 守るべき景観、目標とする景観とは |
佐賀の武雄温泉の看板が撤去されたそうだ。看板といってもトタンのぺらぺらのやつではなく、よく道端に立っている塔のようなやつ。塔にでかでかと温泉の名前なんぞが書かれているやつね。あれが撤去されたらしい。何のためかというと、景観保護のためだとか。市は景観条例制定を目指しているというのだが、どんな条例なんだかなあ。この周辺に立っている他の看板にも、いずれは撤去を頼むのだと。すぐそばの嬉野温泉の宿の看板などらしいけど、そんなもの撤去して景観が守れるとでもいうのだろうか。 たしかに景観を無視したような看板を時々見かけることはあるが、それはそれで田舎の風景の一部として私などは見ており、そのせいで景観がぶち壊されると思ったことはない。観光客にこれらの看板が不評だったのだろうか。そういう投書が山ほど舞い込んだのだろうか。私などは車で旅行することが多いのだが、こういう看板によって知らなかった温泉を知らされて、予定外の立ち寄り入浴をすることが少なくないので、看板は残しておいてくれるとありがたいんだがなあ。 しかもこの看板、決して安いものではない。4塔で1680万円だとか。どうしてそんなに高いのかも疑問だが、それだけ金をかけたものをあっさり撤去してしまうというのも、結局自分たちの懐が痛まないからでしょう。税金の無駄遣いということで、役人や議員の給料に響くということになれば、おいそれとそんなこと出来ないはずだ。写真を見てみると、かなり新しくてきれいな看板だし、そこまで景観を壊しているとも思えない。市が率先して撤去して、嬉野温泉の民間の宿に「見習って看板撤去しろ」と言っても、言われたとおりにするかどうか。見ものです。 |
2007/2/23(金) リーマンの生涯賃金を3年間で稼ぐやおい作家 |
同人作家が6000万円以上の巨額の脱税をしていたそうで。3年間で2億円の売り上げがあったんだって?すごいなー、プロよりも稼いでるんじゃないの?というよりも、これだけで食べていたら、立派にプロといえるな。すでに同人の域を超えている金額だ。 数日前の日記に、同人の税金と著作権侵害は問題だと書いたばかりだが、やはり目をつけられていたのだね。それにしても、同人って儲かるんだなあ。同人というよりも、801分野が儲かるのかな。 こんなに儲かるのなら、自分も同人作家になればよかったと思っている人も多かろう。でも、腐女子になるには腐女子の才能が必要なのだと思うので、ごくごく普通の感性の人には、絶対に無理な分野でしょう。少なくとも自分は、彼女らの感性にはついていけないぞ。たとえば小泉と小沢の801なんて思いつくだけでもすごいのに、それに萌えられるというのも理解できん。最近は更に進んで、無機物でもやおっているそうではないか。東京都と茨城県の恋愛感情なんて、どうでもいいすから。腐女子も才能、それは認める。私には不要な能力だけど。 |
2007/2/22(木) 赤ちゃんの産みっぱなしを公が認めるとは |
赤ちゃんポスト、どうやら容認されるらしい。まあ確かにね、虐待されてしまう小児を1人でも減らすという目的にはかなっているのかもしれないが、どうしても納得できない点が1つある。 この方法では、赤ちゃんを捨てた親に対するペナルティが、一切ないのだ。これって、片手落ちじゃないですかね。 自分が捨てたことすらも知られずにすむ。無責任な親たちにとっては、こんな都合のよいことはないだろう。親になる覚悟もなしに繁殖行為を行い、生まれた子供に対して親としての責任を全うしないおバカさんたちに、そこまで甘くしてやる必要はあるんだろうか。 親になるというのは、大きな覚悟が必要だ。軽い考えで子供を持つべきではない。ましてや、育てる気がないのなら、産んではいけない。というよりも、妊娠するような行為をするな、馬鹿門。今は昔と違って、避妊具の性能もかなりよくなってきているわけで、そういうものを使う知恵もないような奴らが喜んで捨てにくるのかな。そんな頭の悪い親に育てられるよりは、捨て子ポストのほうがましだとしても、だ。捨てた親には、何らかのペナルティを与えるべきだ。乳児の遺棄だと犯罪になるが、捨て子ポストを利用すると犯罪にはならないんだろうから、そういう点でも矛盾があるし。 ま、なんにしても寂しい話題であります。 |
2007/2/21(水) 失敗なんて、ないんです |
「ボブの絵画教室」のDVDが3月に発売されることになったそうだ。懐かしい。まるで魔法のように美しい絵が出来上がっていくのは、自分が全く描けなくても、見ているだけで心が躍ったものだ。 30分あまりで1枚の見事な絵を仕上げるのだが、ボブの筆使いを見ていると、銭湯のペンキ絵を思い出す。ペンキ絵も、同じように一発勝負で描き上げてゆき、やはり見事な出来映えだ。ボブは芸術家というよりも、職人だったのだろうと感じる。任天堂のwiiで「ボブの絵画教室」というソフトを作る計画があったそうだが、肝腎のボブが既に亡くなっているので、開発はされないもようだ。 ボブの絵画教室が人気があったのは、技術の面だけではないだろう。あの番組の一番の魅力は、やはりボブの語る言葉だったのではないだろうか。人柄がにじみ出るような穏やかな語り口と、なかなか忘れられない言葉の数々。「楽しんで描いている絵なんだから、そんなに緊張しなくていいんだよ」というようなことを、繰り返し繰り返し言葉を変えて語る。聞いているだけで、とても心があたたまる。きっととても優しいひとなんだろうな、と感じる。 先日私は旅先で、扇子の絵を描くという経験をした。勿論、お金を払ってだ。プロの描いた見事な絵を目の前にしながら、何を描こうか、どう描こうか悩んだ。で、さんざん悩んだ挙句、やはりたこの絵になってしまったのだが。 たかが自分のためだけに描く有料体験の扇子であろうと、やはり緊張してしまうものだ。私は頭の中で、ボブの言葉を思い出していた。「失敗なんて、ないんです。全て楽しいハプニングなんです」と。 人生に起こる問題は、楽しいハプニングですまないことも沢山ある。でも、自分の余暇を使って自分が楽しむ時間にも苦悩する必要はないではないか。やはり人生は楽しいほうが良いに決まっている。 ボブは数年前にこの世を去ったが、最後に何を思ったのだろうか。これは私の単なる思い込みだが、ボブは亡くなる間際まで、きっととても穏やかだったのではないか。自分自身の死という、とんでもないハプニングでさえも、ボブは穏やかに受けとめたように思えてならない。 「絵を描く」という行為を通じて、言葉では言い表せない大切なことをボブには教えてもらった人は多かろう。自分がとても心が狭い人間なので、ボブの語る一言一言が、とても耳に痛く感じることもあった。人間やはり心を広く持たなきゃいけないね。私もいい年齢なんだし、もう少しカリカリしないですむように、なりたいもんです。 |
2007/2/20(火) あーあ |
アメリカで大人気のドラマ「LOST」のハワイロケ終了後、空港で誤ってX線を通してしまい、フィルム全部がおじゃんになったとか。3600万円の損だそうで。 私は「LOST」って見たことないんだけど、人気あるらしいね。しかし、番組を作るってのは、お金がかかるもんなんだなあ。 見てみたいのだけれど、なぜか連日忙しすぎて、サイトを更新する暇もない。この日記も飽きたわけではなく、書く時間がとれなかったので、間があいているだけ。ああ、時間が欲しいなあ。 |
2007/2/15(木) ドラマ以上の一澤帆布 |
ようやく世間の人たちの注目も薄れ、落ち着いて商売に専念できるであろう時期だというのに、自分からネタを提供することはなかろう一澤長男よ。三男に対して13億円の民事訴訟ですか。すごいなー、一澤の商標を奪っただけでは不足だったかな?それとも、世間様がみんな三男の味方をしてしまって、思ったよりも売り上げが伸びなかったのかな。 ここまでドロドロすると、東海テレビの昼の連ドラ以上のものがあるなあ。しかも舞台は京都の老舗、あまりにもわかりやすい配役。いくらドラマでも、ここまでベタな設定はないものなー。 とまあ、少々面白がってみていたものの、長男と三男のサイトを見てびっくりしてしまった。どっちも最初のページから、いきなり今回の訴訟のことについて長々と書かれている。長男のほうにいたっては、そのページを経由しないと、中のページに進めないようになっている。 ここまでくると、ちょっとなあ。いい加減にしなよ、って言いたくなる。いきなりおなか一杯になってしまった感じだ。夫婦喧嘩は犬も食わないというけれど、兄弟げんかも同じようなものだ。ひたすら憎しみあって、その結果本業がおろそかにならないように、してほしいもんです。 |
2007/2/14(水) 結局誰でもいいんだろうな |
えーと、ヒロミ・ゴーが選挙の打診受けているそうですね。もうね、男レスラーとか女レスラーとかニート代表のアホ議員とかばっかりで、うんざりなんですが、そういうこっちの気持ちは全くわかっちゃくれないわけで。 この前の選挙でも、料理評論家みたいな人が当選してたけど、あの人って議員の仕事してるのかなあ?食育とかなんとか言っていたような気がするんだけど、その後全く名前をきかないし。まあ、あの人だって声がかかって出馬したわけで、自分から立候補したわけではないんだろうが、それにしてもなあ。 声がかかったということだけで、選挙に出るもんですかね?自分が議員の仕事をきっちりとできると思っているんですかね?だとしたら、議員も随分となめられたもんですね。それとも、ああいう何もわからないような人のほうが、採決になった時だけは使えるということで、重宝するんですかね。 自分に自信を持つことと、自分の能力を過信することは違うと思うのだが。みなさん、自信満々でうらやましい限りです。 |
2007/2/12(月) 久しぶりのコメダ | |
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信州の温泉に行った。今年は暖冬だと言われてはいるものの、さすが標高1200mともなると、かなりの寒さだった。温泉であったまっても、廊下とかは寒いしねー。 で、帰り道はのんびりと、一般道で帰ってきたんだが(私は時間に余裕があるときは、よくやる。たまたま知らない温泉なんぞを発見できることもあるし)、高速が混んでいたんで、当然ながら国道20号線も混雑するわけだ。東名高速と違って、中央道というのは、渋滞してしまうと20号線以外に逃げ道がない。周囲を山で囲まれているので、いくら渋滞しようが、ひたすら20号線か中央道を走るしかない。そして、これらの道は、必ずと言っていいほど混む。 途中でイヤになってしまって、神奈川方面へ逃げることにした。かなり遠回りになるが、渋滞を延々とチンタラ走り続けることを考えると、遠回りでもスムーズに進めたほうがずっと気分的に楽。まあ、自分は渋滞でもあまりイライラしないほうなんだけど、トイレだけは困るからね。 で、折角246号線に出たので、江田のコメダに寄ってきた。コメダは名古屋ではもっとも有名な喫茶店のひとつで、フランチャイズとチェーン店がある。最近は神奈川や町田あたりにも進出してきており、江田の駅の裏に1軒あるのだ。この江田駅周辺というのは、なんだか名古屋を彷彿とさせるような街並みなので、コメダの看板がとてもよく溶け込んでいる。 おなかがすいていたんで、小倉トーストとシロノワールのミニサイズを頼んだ。久しぶりに食べる小倉トーストは、やはり美味しいな。自分の家の近くにも、コメダできてくれないかなあ。きっとしょっちゅう行くのに。 |
2007/2/5(月) なるほど |
母親に政治家の「機械」発言について聞いてみたところ、「女は子供を生む機械だってやつ?ああ、私ゃ機械だと思うよ。その代わり、半端でなく精密な機械だけどね」だってさ。感情もあってものを考えることも出来て、子供を産むことも出来る機械なんて、よく考えてみればアトム以上のものだね。皆が憧れたアトム以上の能力を持った存在は、意外に近くに居たわけだ。なんだか、青い鳥の話を、思い出してしまった。 |
2007/2/4(日) まずは食生活を見直せ |
アメリカのウェストバージニア州の公立校で、肥満対策のためにDDR(ダンス・ダンス・レボリューション)が導入されることになったそうだ。肥満の防止に効果があるって証明されたとかで。 う〜ん、DDRで一体どれだけの運動になるのか?しかも一度に出来るのは2人まで。一校に何台も入れるのかなあ。えらい出費だなあ。マラソンだったら、一円もかからないのに。 自分が運動は嫌いなので、運動で痩せるということへの意欲のなさというのは、よく理解できる。でも、DDRを一日数分やるだけで痩せないだろうとも思う。仮にこれでそれなりのカロリー消費が出来たとしても、その帰り道でポテトとコーラのLサイズとフライドコークなんか食べちゃったら、余計に悪いことになりそう。 摂取するカロリーと消費するカロリーのアンバランスから肥満が生じるというのが、アメリカ人にはピンときていないらしい。何せ、カロリー半分という食品を見ると「だったら2倍食べても大丈夫だ」という発想になるらしいし。摂取カロリーを抑えてダイエットという基礎中の基礎を抑えないところがアメリカ人らしくて、微笑ましいというか、何というか。しかしコナミは大喜びだろうなあ。 数年前、自転車に発電機を連結させた商品もあった。漕ぎ続けないと、テレビが映らなくなってしまうwという、やはり肥満児対策の商品だった。あれはいいアイデアだと思ったが、それほど普及しなかったということなのか。やはり「つらい減量」というのは、洋の東西を問わずに人気がないようですね。 |
2007/2/3(土) こりゃ、仕方がないだろうなあ |
以前の日記で「ドラえもん最終回」にえらく感動したということを書いたんだが、これってネットで配信されていただけでなく、ちゃんとお金とって売ってもいたらしい。で、小学館からちゃんと許可をとらなかったから、なんだかゴタゴタしているらしい。なまじ出来が良かったものだからネットで話題にもなってしまったし、売り上げもかなりよかったのが仇と出てしまったわけだ。 まあこれはねー、仕方ないかな、訴えられても。ドラえもんというものが既にあって、それをベースにしないと出来上がらなかった話なわけだから。いくら同人誌と言っても、金銭が発生してしまうのは、やはりよろしくないのでは。 今はネットで無料で作品を発表できるのだから、それだけにしておけばよかった。もしかしたら、逆に小学館から出版の話が持ちかけられたかもしれないし(んなことないかw)。お金が絡むと、どうしても事は厄介になる。 これともちょっと関連するが、コミケのことを考える時、いつも気になるのが「納税」「著作権」だ。コミケで売られている同人誌は著作権侵害のものが大多数あるのだが、それは細々とやっている同人誌だったら、と大目に見られてきた部分もあるのだろう。しかし同人誌は今や、そういう立場ではない。人気のあるサークルだと、一度のコミケで億単位の売り上げがあるだろう。それに「同人誌即売会」は夏コミ、冬コミだけではなく、あちこちで小規模なものがしょっちゅう行われている(少なくとも昔はそうだった)。池袋には「乙女ロード」なる801専門の同人誌や関連グッズを売る店の並んだ通りまで出来てしまったし、大きな書店では801の商業誌(Boys Loveと表記されている)まであるし。普通に商業誌として採算がとれる!と判断できる分野であるのだから、それなりの売り上げをあげているサークルがあると考えるのは当たり前だが、彼らはちゃんと領収書を切って正直に申告し、きちんと過不足なく納税しているのだろうか? 中には正直にしているサークルもあるだろう。税務署から目をつけられているところもあるに違いない。しかし黒字サークルの全てがちゃんと申告しているとは、とても思えないのだ。 なんでもかんでも規則でがんじがらめになってしまう世の中は、確かに息苦しいことこの上ない。でも、ここまで巨大な市場となってしまったからには、仕方がないだろう。「お金なんかいらない、私の描いた作品を皆に読んで欲しいだけなの!」という方は、自腹切ってフリーペーパーにするか、ネット配信で無料で読めるようにしたらどうか。そのほうが確実に沢山の人たちに読んでもらえると思うし、自分の満足感も達成させられるし。 ところで昔「萌え単」という本があった。今もあるのかもしれないけど、萌えキャラを使っての英単語暗記術の本で、「でる単」みたいなもの。で、最近では「Boys Loveで覚える日本史」なんて本もあるようです。なるほどなあ。「萌え単」にしてもこれにしても、買うのはかなりの度胸が必要ではないのだろうか。こういう現象を見ていると、人間の三大欲求には男も女もないなと思わされる。性差はない。あるのは個人差のみだ。 |
2007/2/1(木) JASRACの横暴ぶり |
最近JASRACの横暴っぷりが、ひどいことになっているなあ。自分のパブでビートルズの曲をハーモニカで演奏していたおじいさんを逮捕に追い込んだというニュースを数ヶ月前に聞いたばかりだが、著作権の切れているクラシック曲ばかりを演奏していた(しかもその証明のためにネット中継までしていたらしい)お店にも難癖つけて、裁判となったらしい。で、その裁判官の下した判決は、「将来著作権の切れていない曲を演奏する可能性があるから」、賠償金払って尚且つ楽器まで没収だと。いやー、JASRACもひどいけど、この裁判官もひどいもんだ。そんなこと言ったら、「こいつは将来殺人を行う可能性がある」というだけで、人を有罪にしてしまえるということになるんだが。裁判はあくまでもそれまでの事実を基に判決を下すものではないの?将来の可能性についてそこまで考えられるのなら、再犯を繰り返すことがわかりきっている人間に、ちゃんと懲役・禁固200年くらいの判決を下してくださいよ。 しかしJASRACもここまでくると、完全な利権ヤクザだね。文化庁の天下り団体だというんだが、国がバックについているから強気。 こういうトンデモ判決聞くと、早く陪審員制度が始まって欲しいなと思ってしまう。実際に自分が指名されたら面倒くさいことこの上ないに決まっているけどね。まずこれ、殆どの人がJASRACの言い分にYesとは言わないだろうし。こんな団体なんぞ、早く潰してしまえ。 JASRACがアーティスト達にお金をろくすっぽ渡していないことについては、「大槻ケンヂ JASRAC」でぐぐると、いくらでも出てくる。作詞した本人が、自分の著書でその歌詞を書いてもJASRACに金払わなくてはならない、しかも自分には殆ど金が入ってこないという、JASRACのヤクザもびっくりの中間搾取ぶりがよくわかる。一刻も早くこの団体を潰すべし。老人の老後の楽しみまで奪って前科者にまでするということに何の痛痒も感じないような団体に、情けなど無用なのでは。 |