2006年5月


2006/5/30(火)          誤訳と誤った記憶
鳥飼久美子氏の「歴史を変えた誤訳」を読んでいたら、思いがけず自分の記憶の誤りに気づいた。
中曽根氏が総理大臣だった頃、アメリカに対して「日本を不沈空母に」という発言があったのだが、
私はこれは中曽根氏が通訳を介さず、英語で直接アメリカに話したものだと思っていた。
しかし、鳥飼氏によると、通訳を介しての会話であり、しかも日本語では「不沈空母」という単語すら使っていなかったというのだ。
英語の堪能な中曽根氏は、通訳を介さずとも会談が可能だったという内容のニュースと共に聞いた覚えがあったのだが、
通訳という仕事をしている鳥飼氏が、そのあたりを間違えるはずはない。少なくとも本にするのなら、しっかり調べてから書くはずだから、
私のあやふやな記憶よりも、鳥飼氏のほうが正しいに決まっている。

しかし、私の聞いた報道(中曽根氏は通訳を介さずに会話)も、確かにあったはずなのだ。
何故かというと、タモリがテレビで「中曽根さんは本当に不沈空母にしたいと思っていたわけじゃなくて、
不沈空母という英語の単語もオレは知ってるんだよーということを、国民にひけらかしたかっただけではないのか」という意味の発言をしていたからだ。
このコメントからは、中曽根氏は通訳を介さず、少なくとも「不沈空母」の部分だけは自分で話したのだろうと思わせる発言で、
タモリもそのように思っていたことがわかる。
実は私もひそかに、「不沈空母って言いたいだけちゃうんか」と思っていたので、大好きなタモリと同じように自分が考えていたことを、嬉しく思ったものなのだ。
とすると、やはり「中曽根氏は通訳を使わずに会談」という報道がなされていたものと思う。

今でこそマスコミの印象操作は当たり前という認識になってきているが、昔からいい加減なニュースをやっていたものだ。
一体私達は、今までどれだけ嘘をつかれてきたのだろうか。
自分の記憶が他人の記憶と違うというのは、記憶力の減退というだけの問題ではないこともあるわけだ。

2006/5/29(月)           猫猫先生が怖がっている
猫を償うに猫をもってせよ 2006年5月28日

小谷野敦氏の日記である。小谷野氏は怒っていることが多いが、この日は珍しく怖がっている。
私は読んで、失礼ながら声をあげて笑ってしまった。
すごいなー、このお出会い本舗というところは。小谷野氏は「あー、怖かった」と書いているが、ものすごい態度の出会い系である。
真剣に結婚を望む人のための、とは言っても、そこまで居丈高にならなくともいいだろうに。
これでは人が集まらないのではないかと、他人事ながら少々心配してみた。

2006/5/28(日)          ベランダに来る鳥達
シルエットになってしまっているけど、ムクドリ。
日本野鳥の会で一番嫌われている鳥の上位3種が、カラス、ドバト、ムクドリだそうだが、そのうち2種がよく我が家のベランダにくる。
カラスとムクドリだ。
カラスは少々怖いので、黒いビニール袋をズタボロにして、ベランダに取り付けさせてもらってから、姿を見ていない。
そして今日、ムクドリが来ているのを、初めてこの目で見た。声高く鳴いていた。
まあ1匹だから可愛いと思えるのだが、これが沢山来たら最悪だなあ。どうか数が増えませんように。
そうそう、スズメもよく来る。先日は2羽でチュンチュンなにやら語らっていた。おかげで目が覚めてしまった。
こら可愛いぞ、お前ら。

2006/5/27(土)          「es」と「エンゼル・ハート」
忙しすぎて、web管理まで手がまわらない・・・という状態にもかかわらず、DVDなんぞ借りてきてしまって、自分のバカバカバカ!
つーわけで、今日は家のことを色々とこなしながら、DVD見てた。PCの向きの都合から、PCで作業しながらDVDを見ることはできないのだ。

「エンゼル・ハート」は、なんだかんだで年に一度は借りてきて見る、好きな映画である。
大好きなシャーロット・ランプリングが出ているので見たのだが、クレジットを見たらもう20年近く前の映画なのね。びっくり。
この映画の最初から最後まで漂う、なんともいえない気味悪さがいい。正体のわからない、不気味な雰囲気というのは、下手なホラーよりも怖い。
この作品を観るたびに、キリスト教圏の人たちの、悪魔に対する考え方というものについて考えてしまう。悪魔に魂を売り渡すというのは、どのようなことなのか?
無神論者の私が考える「悪魔に魂を売り渡す行為」は、たとえば、「欲しいのにお金がないので万引きしてしまう」などだが、これって合っているのだろうか?
まあ、合っているか間違っているかはともかく、私の考える魂の売り渡しというのは、そういうことなのだが、宗教と道徳は違うからなあ。
だいたい、日本人の神様観と外国の神様観は違うから、もう私達には理解できない複雑な感覚なのかもしれない。
その感覚を映像化するのは、かなりの困難だっただろう。これからも、何度か見るだろう映画。

「es」はドイツ映画だが、アメリカで行われた「スタンフォード監獄実験」をもとに作られている。実話がベースなのである。
スタンフォード監獄実験は知っていたので、興味を持って見た。手に汗握ってしまった。
実際の実験は映画のストーリーのまんまではないだろうし、かなり脚色されているだろう。しかし、なんとも後味の悪い映画だった。
人間はかくも環境に影響されてしまうものなのか。この映画も監獄実験の結果も「そうだ」と言っているのだが、信じたくない気持ちが、まだある。
甘いな、自分。
決して楽しい映画ではないし、デートに向くようなストーリーでもない。間違えて勝負デートでこれ選んじゃったら、やっぱ選択ミスだろーな。
これは1人で見る映画だな。1人で部屋で見て暗澹たる気持ちになって、自分だったらどうだろうか・・・などと、寝床の中で悶々としたい人におすすめ。
さて、自分も悶々とするか。

2006/5/23(火)          つげの「紅い花」
温泉マニアならつげ義春が好きだろうと思うのは、早合点である。私は好きだけど。ああいう作風は、かなり苦手な人も居るはずだ。
あちこちの温泉をまわってくると、つげの漫画を読む楽しみが増す。ああ、あの温泉は昔はこんな感じだったのか、とか。
つげ義春も、もうとっくに老人の域にたどり着いている年齢のはずなので、彼が若かった頃というと、相当昔だ。
彼が撮った写真にも、かなり貴重な温泉の記録が沢山ある。それらを見ているだけでも、楽しい。
しかし、つげの漫画はあくまでも「漫画」であるので、実際の温泉の雰囲気とは、かなり異なる脚色がなされているものもある。
「ゲンセンカン主人」の湯宿温泉とかね。実際の湯宿は何もないけれど、あのような雰囲気も勿論ない。
つげの作品を読んでいて、これはどこの温泉の話だろうと考えるもの楽しい。「二岐渓谷」の「二岐温泉」のように、そのままのものもあるけれど、
ひとひねりしてあったり、昔とは全く違ってしまった温泉などは、当てるのが難しかったりする。
私がつげの作品の中で一番気になるのは、温泉ではないけれど「猫町」と「リアリズムの宿」。
「猫町」こと「犬目宿」は、昭和45年の大火で焼け、昔の面影はなくなったという。「リアリズムの宿」も、もう残っていないだろう。

つげは結構沢山読んでいるが、一番好きなのは「紅い花」という短編だ。これは何度読んでも、いい。
親父がヨイヨイだから学校休んでばかりの少女、キクチサヨコと、同級生のシンデンのマサジの短いお話。狂言回しの役割で、旅行者の「ボク」がいる。
何の予備知識もなく初潮を迎えたキクチサヨコに、普段は意地悪ばかりしているはずのシンデンのマサジがやさしく話しかけたり、
背負って山を下りるシーンは、何度読んでも、心があたたかくなる。
体が徐々に変化していく思春期の少年と少女。そのはかない美しさや、じれったい心情を、美しい山の風景に溶け込ませて、見事に描けている。
キクチサヨコが川へやってくると、川辺に咲き誇っていた真紅の花がいっせいに落ち、川面を紅く染める様子は血を思わせる。
大人になることの生々しさ、それにうまく対応できない少女。大人の階段を上る背景には、誰にでもこのような小さなドラマがあるものだ。

しかしキクチサヨコは、この先どうなるのだろう。「もっきりやの少女」コバヤシチヨジのように、なってしまうのではないだろうか。
「紅い花」は、甘酸っぱい感情の中に、光を感じさせてくれる作品だったが、「もっきりやの少女」は、読んでいるとつらくなるのである。
町の子が履く紅い靴に憧れ、酔客の相手をするチヨジ。そこには光が感じられない。見える光は、はるか彼方だ。手が届かない。
読んでいてつらくなるけれど、「がんばれチヨジ」は、一番印象に残っている台詞である。今でもチヨジが、もっきりやに居るように思えてならない。
彼女に紅い靴をプレゼントして、お礼にお酒を一杯だけ注いでもらいたいものである。

以上、つげ義春を読んでいない人には、さっぱり訳わからない内容でした。

2006/5/21(日)          カラスの濡れ羽色
嫌われ者のカラス。確かに怖い。
私の通勤路にもカラスは沢山いるのだが、先日道の端にカラスが居た。道に、立っていた。
近づくのも怖かったのだが、その道を通らなければ出勤できない。「目を合わせてはいけない」と思いつつも、カラスのほうを何気なく見た。

いやあ〜びっくり!カラスって、本当にきれい!その日は小雨が降っていたので、カラスの羽も雨に濡れていたのだが、それが本当に美しい。
よく女性の美しい黒髪を「カラスの濡れ羽色」っていうけど、もう本当に黒々と輝いて、息を呑むほどの美しさだった。思わず見惚れてしまった。
あんなきれいな鳥なのに嫌われ者というのは、やはり一番の原因は大きさだろうか。やはりあの大きさは怖い。くちばしも鋭いし、本気出されたら負ける。
あれがスズメくらいの大きさだったら、それほど怖くないだろうし、むしろ可愛がられるかもしれない。
黒一色というのが、また暗くて良くないのかもしれないが、黒という色は決して嫌われているわけではないのだから、やはり大きさと図々しさが原因か。
頭もいいから、自分が勝てる人間にしか攻撃を仕掛けないというのも、嫌われる原因なんだろう。それは野生動物としては当然のことだが、やはり嫌なものだ。
きれいで頭が良くて、でもちょっと卑怯なところがあって、怖がられている。なんだか昔の少女漫画に出てくる、ヒロインのライバルのようだ。

でもまあ、きれいではあるけれど、やっぱり苦手だ。嫌いではないけれど、苦手だ。だから今後も避けるだろう。雨の日を除いて。

2006/5/20(土)          「ざざむし」の更新が待ち遠しい
一部の人の間にとても有名なサイト、「ざざむし」がある。
これは「
豊田家の庭」というサイトの一部の名前なのだが、すでに「ざざむし」だけで通用するほど、本家よりも有名。
ざざむしというのは昆虫の幼生で、水に住むものの総称。ざあざあと流れる場所にいる虫だから、ざざむし。
トビゲラの幼虫などが多く、伊那地方で食べられている・・・が、このサイトとざざむしは直接の関係はない。
これはwebマスターがさまざまなものを食してみて、その感想をのべていく、というサイトなのだが、使われる食材がすごい。
ダイナンウミヘビ、ミミズ、ホテイウオ、オタマジャクシ、ジョロウグモ…etc。
まあ一読していただければ、彼のすごさがわかる。凄いものを食べているようだが、決して無茶はしていない。
エイの肝臓は食べないでおくとか(ビタミンA過剰となってしまうため)、ちゃんと知識を持って行動している。
しかも料理が結構上手で、対象の特性をちゃんと理解しているので、部位にあった調理をしているんだよね。
通常「食べられない」と思われている食材も、きちんとした手順を踏めば、美味しく食べられるというのがよくわかる。
かといって、コウガイビルなどまで食べるのは、自分では真似したくはないのだが、単純に読み物として面白いので、おすすめできる。
でもまあ、苦手な人もいるんだろうなあ、こういうサイトは。

ここ1年以上、更新されないので寂しい。日記も中断したままだし。
さりげない日記なんだけど、面白かったんだよね。また続きが読みたい。更新する気になってくれないかな。

2006/5/19(金)          ある日のはなちゃん
はなちゃんのお気に入りは、壊れた放置スクーターだったんだが、最近は別のスクーターでも見かける。
このスクーターの持ち主、戻ったらこんなのが寝ていて、びっくりするだろーな。
最初通りかかった時は、左のように寝ていて、20分後には反対向いてた。

この猫は、まだ若いようで、毛の艶もいいし、目やになどもない。よく太っているし、栄養もいいんだろう。
それにしては先日、別の場所で、もっと貧弱な猫とにらみ合いしていて、負けた模様。
普段からハングリーじゃないから、勝てないようです。

2006/5/17(水)          最近の芸人は
「銭金」がゴールデンに移った後釜の「クイズバラエティ Qさま!」が、思ったよりも面白かったので、見続けている。
出演者は、一部を除いて全員がお笑い芸人。それが入れ代わり立ち代り、クイズをプロデュースする番組で、
私のお気に入りのクイズは「本物のヤンキーはだれ?」「芸能人オーラ選手権」だったんだが、最近全くやらない。
代わりに、芸能界チキンナンバーワン選手権は、毎週のようにやっている。高い場所から飛び込みさせたり、高い橋渡らせたり。
これらもまあまあなんだが、一つ大きな不満がある。みんな挑戦者が、真面目に橋を落ちないように渡ろうとすることだ。
アイドルは、普通に渡ってよし。アイドルなんだから。でも、芸人までアイドルと同じように渡っていては、駄目だろ。
何故、誰も橋から落ちないのか。何故、誰も飛び込む時に、一工夫しないのか。

高田純二がゲストだった時、だいたひかるに「あそこで落っこちてたら、あと5年は仕事固かったね」と言っていたが、そういう計算は今の芸人にはないようだ。
思い切りバカやって、橋から転げ落ちてくれそうなのは誰か?と考えてみると、やっぱりたけし軍団かなあ。
毎年正月に放送される、たけし軍団の特番を毎年楽しみにしているのだが、見たと他人にカミングアウトするのがはばかられるほどのバカバカしさで、
あそこまでバカを真面目にやられると、素直に「まいりました、あんた達にはかないません」と心から思ってしまったりする。
軍団だったら、わざとバナナの皮で転んで落ちたり、飛び込む時に素っ裸になってくれそうな気がする。特に井出らっきょ。あいつは、脱いで飛んでくれるよ、きっと。

どうも最近の若手お笑い芸人は、自分を格好よく見せようとしすぎているようだ。しかもそれは、お笑い芸人としての格好よさではなく、普通の男としての格好よさを目指している。
お笑い芸人とは違う方向へ進もうとしているように見えてならない。彼らは藤山寛美ではなく、さんまのように扱われたいのだろう。ま、どちらも無理だ。才能が違う。
それから、昔から不思議だったのだが、芸人が自分の本業以外のこと(たとえばタップダンスとか絵画とか)に秀でていると、なぜか芸人としての評価もあがってしまうようだ。
本業のお笑いが面白くなくても、他の特技がつまらなさの免罪符になるとは思えない。他のことが得意ならば、さっさとお笑いは捨てればよい。
なのに、「一お笑い芸人」としての立場も捨てないってことは、「お笑いも出来て、しかも芸術も出来ちゃうオレ」ってな位置を目指しているのでしょう?
そういうの、見ていてつらいなー。お笑いウルトラクイズが懐かしいな。

2006/5/16(火)          スポーツへの幻想
「遠足や修学旅行のバスの座席順」と、その人のクラスでの政治力というか周囲への影響力には、密接な関係があると思う。
何故だかわからないが一番後部座席には、良くも悪くも目立ち、派手な人たちが座るものらしい。彼らは殆どがスポーツ系の部活をしている。
私のように根が暗く、自分の好きなことにしか目を向けないような人間は、前のほうの席に座って居眠りしていたりする。
後の席と前の席の人間の間には、見えない壁が存在する。その壁を乗り越える人間はいたが、両者が混じりあうということはない。
不思議だったのは、前の席に座っていた人がバスケット部などに入ったりすると、突然身にまとう空気が変化するのである。
そしてバスの後に座るようになる。行動パターンも明らかに変化しているのがわかるのだ。あれは一体なんだろうか。
「スポーツをしている」という事実だけが、そこまで人間を変えるとは思えないので、「力を持った集団の一員になる」ということが、
その人に多大な自信を与えていたのだろうと考える。
自信というのは、その人の能力以上のパワーを引き出すことがある。影響力の強い人たちと同じカテゴリーに入ったことが、その人の自信になり、
それが周囲に振りまかれるのだろう。

では何故体育系の部活をしていた人たちというのは、そこまで自信に満ちていたのか。
実は彼らは自信に満ちていたわけではない。彼らと対極に居た人間、つまり非体育会系の人間の評価(主観的・客観的どちらも)が、
体育会系に比べて、低かったというのが本当のところだろうと思う。
なぜなら、いくら勉強が出来ても、いくら顔やスタイルがよくても、いくら博識でも、
スポーツの出来ない人間は「駄目人間」の烙印を押されるのが、学生時代だからである。
逆に、勉強がろくに出来なくてもバカでも、スポーツさえ出来れば、その人の評価は上がる。
これが学生時代に延々と続くのだから、理不尽なものだ。
勉強が出来て体育が苦手なんて人間は、全否定されて当然という空気だったんだから。
しかも、それに対して誰も(自分も含めて)疑問を持たなかったらしい空気が、また恐ろしい。
こうして人間は、知らず知らずのうちに、洗脳されていくわけだね。根拠のない劣等感まで植え付けられてさ。

しかし、それはいつかは解ける。
大人になって社会に出てからは、スポーツができるということは、学生時代ほどの意味を持たなくなってくるからだ。
今でも自分はスポーツと呼ばれるものには、何一つ手を出していない。しかし、特に仕事に支障はない。

2006/5/14(日)          瀕死の蝶
銭湯へ行く途中で見かけた、アゲハチョウ。このあたりでは、珍しい。
路上にとまっているんだと思ったら、どうも既に瀕死の状態で、動けないらしい。
指でつついても、ちょっと羽根を動かして、いやいやって感じに動くだけ。
もう寿命なのかな。かわいそうに。こういう生き物の寿命は、ほんと短いね。
車にひかれたり、鳥に見つからないよう、道の端に動かしておいた。
生き物の寿命ってよくわからなくて、たとえばオウムや鯉などは100年くらい生きたりする。
敦盛に歌われているように、人間だって昔は「人生50年」だったわけで、寿命が急に延びたのは、最近のことだ。
そういえば、南アフリカ共和国の女性の平均寿命は34歳だということだ。34歳!

2006/5/13(土)          雪ちゃんの日本海みそ

富山へ旅行した時、畑の中に「日本海みそ」の看板を見つけた。勿論、雪ちゃんの絵が描いてある。
懐かしいなあ。私が子供の頃は、関東でもCMが流れていた。
「美味しいな 母さんの味 あ〜あ越中 日本海みそ」のメロディーは覚えているが、実は他部分は殆ど忘れている。
折角だから全部聴いて思い出したい、とぐぐってみたのだが・・・なんと、公式サイトがない!!
会社の名前は「日本海味噌醤油株式会社」というらしい。それでぐぐってみても、ない。なんつーことだ。
しかしこれについて触れられているサイトやブログはそれなりに多く、今でも富山では当時のままのCMが流れているらしいことがわかった。
見たかったなー。富山に居る間は、見なかったぞ。しかもあの当時のままのCMなんて。ノスタルジー炸裂じゃないですか。
私の記憶では、CMの中で「雪ちゃん」は、子供用の雪よけの蓑を被り、藁ぐつを履いて、雪の中を歩いたり、囲炉裏端で味噌汁飲んだりしていた。
あのままかあ。ああ、懐かしいなあ。今度富山に行ったら、是非とも見てみたいもんだ。
あの女の子は、今は何歳になったのだろうか。蓑かさ姿が、可愛かったなあ。

このCMソングの作曲は、ナニワのモーツァルト・キダ・タロー先生。やっぱキダ・タロー、すごいな。
この人のCMソングって、やけに耳に残る。有馬温泉ホテル向陽閣とか、かに道楽とか。だてにモーツァルト名乗っているわけではないな。
で、近所のTSUTAYAで探してみたら、ありましたよ!「キダ・タローのすべて」。勿論日本海みそCMソング、春夏秋冬入っています。
ついでに近所のスーパーで、日本海みそも買ってみた。ワカメで味噌汁作ってみた。普段は豆味噌なんだが、糀味噌もなかなか美味しいな。
そしてCD聴いてみる・・・そうそう、こんな歌!懐かしー。今度富山行ったら、絶対にCM見るぞー!

2006/5/12(金)          東京の銭湯の値上げ
ついにこの日が来てしまったか。仕方ないなあ、最近は石油も高いし。
東京は時価も高いので、広い銭湯の固定資産税は、結構な額なのでは、。
心配なのは、この値上げで、ますます銭湯離れが進むのではないか、ということ。
東京の銭湯も100軒切ってしまったし、廃業になったりしないで欲しい。

ということで、昨日も今日も銭湯へ行ってきた。今日の銭湯は、歩いて30分くらいの場所。
脱衣所の見事な天井。この銭湯、浴場にきれいな九谷焼のタイルが飾られているし、
サウナは無料だし、雰囲気的にもとても気に入っている。
このような銭湯を残すために、私に出来ることは1つ。通うこと。通って金を落とすこと、でしょう。
だから、できるだけ行く。勿論、明日も行く。

2006/5/9(火)           GW富山観光
GWの連休を利用して、富山へ温泉&銭湯めぐりと、一般的な観光に行っていたので、この日記の更新も久しぶり。
昨年の12月に富山は一度訪れているのだが、季節が違うだけで、随分と印象が変わるものだ。
特にGWのあたりは、富山では遅い春の真っ最中で、ソメイヨシノと八重桜とチューリップ、菜の花などがまとめて咲いている所もあり、
とても気持ちが安らいだ。

立山黒部アルペンルートなども行ったのだが、それらは旅日記で詳しく書くつもり。
本日はとりあえず、キーホルダー、手拭、タオルのページのみ更新。今回は手拭大量入手。嬉しい。

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