2006年3月


2006/3/28(火)
桜は今満開、木蓮もきれいに咲いている。ああ、春だなあ。
最近は暖かくなってきたので、朝起きるのも楽になった。

で、今年初めての虫刺され。勿論、蚊です。いくらなんでも、まだ3月なのに。
しかも、電車の中で、あれだけ人が乗っているのに、何故私を狙うのだろう。
左手の甲をやられて、赤く腫れてます。かゆい、かゆい。

2006/3/25(土)
温泉に一月以上行っていない状態だったので、体調が悪いと信じ込んでいる私が回復するには、
温泉に行くしかないのである。久しぶりに大田区の温泉銭湯に片っ端から入り倒す。
う〜ん、やっぱり温泉はいいなあ。東京の黒湯と同じようなお湯は、他の県では殆どお目にかかれない。
東京の誇るべき温泉。かなり特徴のあるお湯なので、初めて見る人はびっくりするのではないだろうか。

ところで、本日入った温泉銭湯の中の1箇所が、温泉ではなくなっていた。数年前には黒湯だったのだが。
ポンプの故障かなにかだろうか。でも、銭湯自体がなくなってはいなかったし、常連さんもちゃんと通っているようだ。
それだけでも、気分的に救われた。

2006/3/24(金)
数日前の日記に「鼻うがい」のことを書いたが、これは本当にいいので、お勧めする。
しかし、勧めても殆どの人がやらないのが、鼻うがい。やはり「痛いのでは?」と思うらしい。
コツをつかめば、全く痛くない。それどころが、とてもさわやかになれるシロモノなんである。

必要な道具は、人肌のぬるま湯、食塩、適当な大きさのペットボトル、注ぎ口の長い調味料入れ。これだけ。
ペットボトルは、300ccくらいの大きさでいいだろう。そこに人肌に調節したお湯を入れて、食塩を加える。
濃度は0.8%を目指す。これは人間の体内の食塩濃度。薬局で売っている生理食塩水も、この濃度。
とは言っても、厳密に0.8%の必要はない。適当でいいんである。濃度を守れば、絶対に痛くない。
少々汚い例えだが、鼻水と同じくらいの塩気が良い。私は300ccのお湯に、食塩を5つまみくらい入れている。
ペットボトルにそれらを入れて、シャカシャカ振ってよく溶かす。それを調味料入れに注いで、準備完了!
この調味料入れの形状からして想像がつくと思うが、注ぎ口を鼻腔に突っ込むのである。だから鼻腔に注ぎ口が入らなければならない。
かと言って、売場で商品を鼻に突っ込むわけにはいかないので、自分の指などを使って測って、ちょうど良いものを選ぼう。

準備が出来たら、片方の鼻に注ぎ口を突っ込み、斜めに傾けて口の奥に吸い込む。うまくいけば、口の奥に流れ込んでくるはず。
口に出てきたら、それはどんどん吐き出す。それを繰り返す。当然鼻の内容物も出てくるので、覚悟。
この時注意しなければならないのは、片方の鼻を押さえたりして閉鎖させないこと。開放しておかないと、耳に悪影響を及ぼす。
この調子で残る鼻腔も洗って、鼻うがい終了である。どうですか?とてもさっぱりしたのではないでしょうか?

ただ、これをやるにあたって一番の注意は、食塩濃度でも吸い込み方でもない。「
人に見られるな」ということだ。
これはねー、かなり恥ずかしい。だって考えてもみて欲しい、鼻の穴に何か突っ込んで、口からだらだらと何か流しているんですよ。
百年の恋も醒めるとは、まさにこのこと。排泄行為並みに恥ずかしいものなので、絶対に人に見られないように、厳重注意すべし。
これから花粉の季節、花粉症の人もそうではない人も、鼻を洗ってきれいにしましょう。具合がかなりよくなることうけあい。

2006/3/23(木)
「ナニワ金融道」は怖いけど、「ミナミの帝王」は怖くない。後者はなんだかんだ言っても勧善懲悪ストーリーで、
裏稼業に人情話などを絡めた構成になっているので、読んでいて安心感のようなものがある。
前者は、もっと非情だ。真面目な人間がバカをみたり、情け容赦なく追い込まれたり。
どちらが現実的かといえば、間違いなく前者だろう。しかし、こんなドラマチックな債権回収劇が頻繁にあるわけではない。
実際はもっと地道な回収の繰り返しなんだろうけどね。この作品は、借金の恐ろしさを感じる教材としては、うってつけかも。
ところで肉欲棒太郎は、あの後成功したのかなあ。好きなキャラクターだったから、気になる。

「ミナミの帝王」を読んでいると、映画「蒲田行進曲」を思い出してしまう。
あの仰々しい演出と、大胆なコマ割などに、共通するものを見てしまうのだろう。
ところで、「蒲田行進曲」のヤスが銀ちゃんに抱く想いこそが同性愛の感情、と言い切っていた人がいる。
そうかな?確かに蒲田行進曲は、男が男に惚れるという内容だけど、それって惚れたはれたの感情とは違うんじゃないのか?
ヤスから銀ちゃんへの想いというのは、よく任侠モノなどでいうところの「親分のためなら、たとえ火の中水の中」というやつではないかと。
ヤスは銀ちゃんに惚れこんではいるけれど、銀ちゃんに欲情はしないでしょうからねえ。

「銀ちゃん、カッコイイ!」が、この映画の中で一番印象に残っている。他の台詞は覚えていないのに。
ま、この台詞だけで十分と感じたってことなんだろう。なかなかないものな、こういう台詞って。

2006/3/22(水)
世間様では「やわらか戦車」が大人気だそうだけど、個人的には「くわがたツマミ」のほうが好きだ。
特に脇役のハズの蛍原ヒカルくんが、いい味出してるw
パパもいいねえ。昆虫なのに普通に仕事したりタバコ吸ってるし。手が4本あると、ちょっと便利そう。
しかしあの音楽は、頭に残る。最初に見た日から一週間ばかり、頭の中でリピートしていた。
「湯・で・た・こに、つまませて〜」ってか。
何を?

2006/3/21(火)
今日は少し具合が良くなった。久しぶりに食事の味を感じることが出来てありがたい。
しばらく温泉に出かけていないので、湯切れを起こしているんだ、きっとそうだ、そうに決まってる。
仕事だって急に忙しくなったわけではないのだから、私生活に問題があるんだな。
自分の心の栄養は旅と温泉なので、なんとかしなければならないなあ。
日帰りでもいいから、なんとかしなくては。でも、どうにもならんけど。時間もお金もないし。

2006/3/20(月)              ホッピー体験
一昨日、スーパーで見つけて購入してきた炭酸飲料2種。
一番右は秋田の日本酒で、年末に旅先で買ったものだ。
ホッピーは一般的だが、一番左の「こどもののみもの」は初見。
メーカーは・・・「サンガリア」。やっぱりなー。
極東アジア的なパッケージ。さすがサンガリア。
色モノ要素が強い(笑)とでも言いましょうか。
さっそくアルコールなしのホッピーをつぐ。見た目は、まんまビール。
飲んでみると苦味がちゃんとあって、味もビール。
よく見たら、原料に麦芽も入っているのね。
それでもプリン体0なのは不思議。
「こどもののみもの」は、炭酸のきいた林檎ジュースという味。
これも見た目はビールなので、大人と一緒に乾杯するにはいいかも。
で、先ほどの日本酒をホッピーに入れて飲んでみた。ホッピーには通常は焼酎を混ぜるのだが、焼酎がなかったので。
瓶に書いてあるのを読むと、なになに、ホッピーと焼酎は5:1が良いとのこと。
目分量ではあるが、大体の量を入れてみたのだが・・・・・なんと、ホッピーの苦味が消えてしまった!
日本酒の香りが強くて、ホッピーの持つ香ばしさや苦味が感じられない。やっぱり焼酎でなければ駄目だったんだー。
これだったらヌキッピー(アルコールなし、ホッピーだけで飲むこと)のほうが、ビールっぽかったな。

アルコールを飲んだのは数年ぶり。こんな慣れないことするから、風邪ひいたのかも。
今日も早退しちゃったよ。
明日は幸い休みなので、一日ゆっくりしていようかと思います。

2006/3/19(日)
風邪ひいた。夜中から喉が痛い。朝起きて、熱を測ったら微熱があった。

というわけで、今日は一日ぐでぐでした。通常なら1日1度の「鼻うがい」も、今日は5回以上やっちゃったよ。
多少鼻粘膜も炎症をおこしているらしく、粘液が出る出る。自分の鼻ながら、びっくりだ。

栄養とらなきゃ、と思ったのだが、全く味がわからない状態に。普段は刺激物が嫌いな自分だが、こうなると刺激に頼る。
葱を山ほど入れたスープに胡椒を利かせて、ひいひい言いながら食べてみたが・・・つらかっただけだった。
でも、一応簡単なお出かけはした。ちょっと遠くのスーパーに行ってみた。
やはり違う商品が置いてあるので、面白い。色々と見てまわって、左を購入。
柿の種を「きなこチョコレート」でコーティングしたものと、黒豆のチョコボール。
ピーナッツは食べないほうがいいらしいと、最近気づかされた私には、
黒豆のチョコボールは嬉しい。しかも、こちらもきなこチョコ。流行ってるのか?
味がわかるようになってから、頂くとしよう。

2006/3/17(金)
はなちゃんの写真がたまってきたので、一挙にup。なんだよ、寝てる写真しかないじゃないかー。
もともとこの野良猫は、本来の野生の習性である夜行性らしいので、日中は殆ど寝ているんだよね。
はなちゃんの縄張りのあたりでキョロキョロしている人は、殆どはなちゃんを探しているといってよい。
それから、しゃがみこんでいる人を見たら、その場にはなちゃんがいると判断できるほど、みんなに(なぜか)愛されている。
人間でも猫でも、やはり可愛いと得なんですねえ。

2006/3/16(木)
え〜、何を思ったか知らないが、現在私の職場付近では、お片づけ令が出されている。
不要な什器などを、さっさと捨ててきれいにしましょうというわけで、あちこちの部屋から不要なものが出されている。
廊下は今や、ちょっとした粗大ゴミ置き場と化しているのだが、その中でとんでもないものを発見(写真)。
これは何かと言うと、電子レンジ。その側面に(反対側にも)「ボントレイ」という貼り紙がしてある。
きれいに貼り付いているところを見ると、電子レンジとタイアップだったのか?と思わせる。
その「ボントレイ」なるものは何かといいますと、電子レンジでチンして出来上がる食品の走りなわけです。
発売元は大塚食品だったらしく、ぐぐったらひっかかった→大塚食品の沿革
この年表を見ると、1987年に発売されている。しかし、商品の写真がこれだけ載っていないのが、とても気にかかるな。
アルキメンデスよりも後だったんだー。これより後に売り出されたマイクロマジックなんかは、まだ売っているのに。
大塚食品って名前になったのも、1989年と結構最近だったのね。ずっと昔から大塚食品だと思っていましたよ。

とまあ、ボントレイに関してはわかったものの、こんな年代物の電子レンジが今頃出てくるなんて。なんて職場。

この周辺だけ、なんつーか昭和が渦を巻いているような、時空の歪みが出来ていた。

2006/3/15(水)
ああ、体調が悪い。

なんだかとても疲れる。忙しいから仕方がない。仕事中も眠くてたまらん。
この前、ベトナムで33年間一睡もしていないというおじさんがいるというのを読んだけど、うらやましい話だ。
眠るのは気持ちがいいけれど、時間が勿体無いなあと思ってしまう。1日がまるまる24時間で使えたらいいのに。
運転中に眠くなることもないだろうし。何故眠らなければいけないんだろう。

ところでいつも思うんだけど、仕事中に眠くてたまらなくなることってあるでしょ。マウス握ったまま、意識がなくなってたり。
そういう時のために、高さが変わる机があったらいいのでは?
私は眠くなると、立って作業するんだが、中腰になるので疲れる。ボタン1つで自由に高さが変えられるような机くらい
あってもよさそうなもんだが、お目にかかったことがない。欲しいなあ。

2006/3/13(月)

わん♪
今日は朝方、雪がちらついていた。びっくりしたけど、ああそろそろ春なんだなあと思った。
私が子供の頃は、春が来る少し前に、雪が降っていたものだったっけ。
昼間は晴れたけど、空気はとても冷たかったな。
でも東北ではまだまだ雪が続いているんだろう。自分の行った温泉のあたりは、どうなっているだろう。
左の写真は山形のゆざ温泉の看板犬くん。私の大大大好きな赤柴で、人懐こい。全身で喜びを表す。
なぜか自分は、柴犬には滅法弱い。他の生き物はむしろ苦手なんだけど、柴犬だけは駄目だ。可愛すぎて。

だから好きだけど、絶対に飼わない。躾けられないもん、こんなの。叱れない。溺愛しちゃいそう。
というわけで、散歩中の柴犬を穴のあくほど眺めるのは、勘弁してくださいね、全国の飼い主さん。自分、眺めるしか出来ないんで。

2006/3/11(土)
実は10日の分の日記も、今日まとめて書いている。なんつーいい加減さだ。
ブログだったら、タイムスタンプ押されてしまうから、なかなかこういうわけにはいかない。

昨日ちょっとした興味でメガマウスのことを調べていたんだが、結構日本での目撃例が多いのに驚く。
メガマウス目撃例一覧34例のうち、9例が日本。さすが海に周囲を囲まれているだけのことはあるな。
しかしこの表の#24、東京湾での目撃って。全然知らなかった。ニュースになったのかなあ。2004年4月19日。
結構最近の話だが、記憶に無い。

このような調べものをしていると、つくづくインターネットというのは便利だと感じる。素人さんの情報提供だけでも、かなりの数だ。
メガマウスについて調べたりしているのは、相当サメが好きな人に決まっている。マニアの知識量というのは、時には専門家をも凌駕する。
そんな知識や情報が惜しげもなく無料で提供されている。ありがたいものだ。

2006/3/10(金)
12時間くらい職場にいると、さすがに疲労がたまってくる。そういう時は、職場の近くにある温泉に寄って、さっぱりしてから帰途につく。
やっぱり大きなお風呂はいいなあ。家のお風呂では、ここまでリラックスできなくなってしまった・・・。
最近は徐々に寒さもやわらいで、銭湯に入った後、電車に乗って帰っても、湯冷めをしないくらいの気温になった。有難い。

2006/3/9(木)
またエレベーターの話だが。

たった1階分を降りるのに、延々とエレベーターを待っている人っているでしょ?あれがよくわからない。
10階建ての建物で自分が2階にいて、1階に下りたいのに、エレベーターの箱は9階あたりにいる場合、
私だったら階段を下りちゃうんだけど、そんなケースでも呼んでまでエレベーターを使う人たちって、結構多い。
いや、これが老人とかだったらわかるんですよ。若い、見るからに健康そうな人がやるのが、不思議。理解に苦しむ。
「もしかしたら足が痛いのかも」とか「実は健康そうに見えて病気かなあ」とか、色々と考えてみたんだけど、
ここまで頻回に見るようになると、どうも違うようだ。何故だ。歩いたほうが、絶対に早い。しかも下りだぞ。上りじゃないぞ。

「健康のために運動しましょう」ってよく聞くし、事実マラソンやジムで運動している人もいるよね。
でも運動って、そこまで構えなきゃいけないもんなのか。時間を作って走ったり、金払ってジムに通わなきゃ駄目?
普段面倒がらずにちょこまかと動き回って用事をこなすだけでも、それなりの運動になると思うし、
エレベーターを全く使わない生活したら、相当の運動だと思う。住居や勤務先の階数にもよるけれど。
マラソンのような運動を続けている人って、結局はその運動が好きなんだと思う。健康のために、イヤだけど続けている人は少ないのでは。
やっぱり人間、楽しくなきゃ続かないでしょ。イヤでイヤでたまらないけど、続けているという人は、それはそれで尊敬するが。

ま、自分はスポーツ嫌いですからね。やるのも見るのも。体を動かすことは嫌いじゃないけど、スポーツは嫌い。
そんな自分が上記のようなことを言っても、説得力はゼロですな。

そういや、日立が循環型のエレベーターを作ったそうだ。技術は進歩しているなあ。そしてますます人間は動かなくなる。

2006/3/8(水)
毎日寝る前に薬(散剤)を飲んでいるのだが、薬袋から薬を口に注ぎ込むとき、どうも体をのけぞらせてしまう。
最近ではその時、心の中で「イナバウアー!」と叫んでいる。

スポーツに全く関心のない私でもそんな名前を覚えてしまうくらい、オリンピックで騒いでいたわけだ、どこでも。
何が言いたいのかというと、宣伝効果はあったようだね、ってことで。

2006/3/7(火)
なんか、いつの間にかオリンピックって始まってて、知らない間に終わっていた。自分だけ?終わったの知らなかったのは。
自分がスポーツやらないもんだから、おおよそ関心がない。すごいとは思うけど、関心は、ない。
もともとお祭り騒ぎは好きじゃないんで、世間様が騒げば騒ぐほど、気持ちが冷めていく。困ったもんだ。
まあ、世間様と自分の関心のベクトルがずれているというのは、自分にとってはありがたい。競争に巻き込まれないし。

でも、職場で話題が合わなかったりする。それはそれで、苦労する。

2006/3/5(日)
梅見に行った。ぽかぽかに晴れていたので、人出も多い。
やはりこういう行事は、それなりの人出があったほうがいい。
閑散としている遊園地とかって、並ばなくていいけど寂しいでしょ?そんな感じ。
適度な人ごみというのは、観光地では安心させてくれる。

ところでこの梅、大変珍しい。1本の木に、紅梅と白梅が一緒に咲いているんです。
どうやったらこうなるのだろう?接木をすればよいのか?
とにかく紅白梅で、大変めでたいだけでなく、色のコントラストもとてもきれい。
ここには梅の木は沢山あったけど、こんなのはこの1本だけだった。

2006/3/3(金)
エレベーターの箱から降りる時に、さっと「閉」のボタンを押しながら降りる人が、最近増えているように思う。
あれ、「スマートなマナー」なんて思われているのかなあ。不要なのではと、個人的には感じているんだが。
たとえば、箱の中の自分以外の人が、全員ボタンすら押せないほどの大荷物を抱えているとかだったら、わからなくもないけど、
そういうケースは殆どないのであって、もしそういうことがあったとしても、放っておけば扉は勝手に閉まるもんだし。
こっちがボタンのすぐ近くに立っていても、あれをやられると少々うざく感じることがある。不機嫌な時は、特に。

何よりも心配なのは、これが将来「やって当たり前のマナー」として定着してしまうのでは・・・ということ。
たかがそのくらいで、気が利かないと思われる日が来るのかもしれない。
それでもやりませんが、私。

2006/3/1(水)
銭湯とウォシュレットに見る日本の「ソフトパワー」(wired Japan)

最近銭湯のことを調べていて、このようなページを見つけた。長いので引用はしないが、面白いので是非とも読んでみて。
確かに、私も西洋では銭湯は絶対に無理だとは思う。
でもそれは単に、文化、生活習慣、恥の概念、宗教観などから来るものだと思っていたのだが、それだけではないようだ。
治安の良い日本に生まれ育った私などにはピンと来ないが、全く見ず知らずの人と裸で同じ空間に居るというのは、
治安の悪い国の人からみると、考えられないことなんだろうな。
設備(ハード)のみ整えても駄目、それを心安らかに享受できる社会性(ソフト)が無ければ・・・・。
彼らは日本の銭湯や温泉から、確実に安堵の空気を感じとっている。
彼らの感受性が豊かなのか、平和な状態に敏感なのか。どちらにせよ、この記事はいいところを突いている。
温泉に限らず公衆浴場というのは、日本の誇るべき文化の1つであることは間違いない。
しかしそれは、日本の社会性の問題であったのかもしれない。勿論、良い意味での。
イザベラ・バードが日本の東北地方を旅した時に、「ただの一度も身の危険を感じなかった」という。
最近は何かと物騒だけど、いつまでも安心してお風呂に入れる日々でありたいな。
私が死ぬまでは、大丈夫かな。大丈夫だと、いいな。

 

湯でたこの温泉めぐりへ>>湯でたこ観光局へ>>過去ページへのリンク