半纏手拭の折りかた
浅草など、東京の下町で時々みかける、半纏の形に折った手拭。 大変可愛らしいのですが、「ほどいてしまうと、もう折れないかも」と、そのまま飾っている方も多いでしょう。 でも、折角買った手拭ですから、時にはちゃんと使いたい!という、私のような人もいらっしゃるでしょうし、 不十分ながら、折りかたの説明です。 なお、これはアイロンでしっかりと型を作っていかないと、うまくいきません。 面倒でも、折りなおす時には、アイロンをご用意ください。 |
まずは出来上がりを見てみましょう。左が前、真ん中が後、右が解体された手拭です。 少々見づらいとは思いますが、解体された手拭の右端は黒くなっており、 この部分が半纏の襟になります。 背中の中心に来る「入谷」の文字は向かって左の中央に、朝顔の模様は右にあります。 |
右端はこのようになっています。 |
この黒い幅を半分、向こう側に折り込みます。 |
そのまま、さらに折り込みます。 |
そのまま、手前に三角に折り返します。 これで半纏の襟が出来ました。 |
反対側です。 全部広げた状態です。 |
文字のすぐ上のあたりで 向こう側へ折り込みます。 |
入谷の文字の向かってすぐ右を山折に、 そこから二寸ほど右を谷折りにします。 |
このように重なっているわけですね。 |
重なっている一番左をこのように 三角に折り込みます。反対側も。 |
このような状態になります。 朝顔の絵の少し左を山折にして、 |
このように二つに折ります。 |
両側の部分を、中心に向かって このように折り返します。 |
ひっくり返すと、このようになっています。 |
袖の部分を左に開くと、このように。 やっこさんみたいな形ですね。 |
開いた部分を、文字のある部分の下に 折り込んで隠します。 |
これで、完成! さて、表は? |
朝顔もちゃんと顔を出していますね。 成功です。 |