【2006年12月23日〜31日】

福田パン、函館観光、そしてなまはげで終わった2006年

 

湯でたこ、念願の福田パンを食す

みなさんは「福田パン」をご存知ですか?湯でたこは最近知りました。
岩手方面へ行くので、ネットで情報を色々と集めていたところ、盛岡で有名なパン屋さんのようです。
お昼時には学生さんだけでなく、その近所の会社で働く女性たちも沢山買いに来るとか。
こちらのブログに詳しいですが、要するに巨大なコッペパンに色々な具を挟んでくれる。
「盛岡のサブウェイ」とでも言いましょうか。でもサブウェイよりもずーっとリーズナブルなんです。
盛岡で寄り道して、行ってきました。

 

場所をカーナビに入れると、盛岡駅からすぐの場所でした。
歩くと少々あるかもしれませんが、車ならすぐ近く。
お店の前には駐車場もあって、車で来る人も多いようです。
私が行った時間は、まだすいていました。

 

お店の中の写真は、あえて撮影しませんでしたので説明しますと、
お店の奥にカウンターがあって、その奥におばさんが何人か控えています。
カウンターの上にはお品書き。パンの中身のことですね。
大人気のアンバタ、ジャム、クリーム類の他に野菜なんかもあって、
結構バラエティ豊富なのです。

 


見よ、この巨大さ
何にしようかな〜などと悩んでいると、あっという間に順番が。
ここのおばさんたちはとにかく動きが素早いので、
慣れないうちは並ぶ前に注文を決めたほうがいいかも。
(列の長さにもよりますが)
で、「きなこクリーム」と「抹茶あん」を注文。
カウンターの向かって左側のおばさんに、お金を支払います。

渡されたのが、このパン。巨大。自分の顔くらいありそうだ。

 

「きなこクリーム」は食べてみると、本当にきな粉の香ばしい味で、
とても美味しい一品でした。
見た目はピーナッツバターのようですが、こっちのが私は好きだ。
この巨大なパンにクリーム塗ってもらって、1つ126円ですよ!
信じられないほどのお値段。パン自体も、とても美味しいのです。

 

さてさて、抹茶あん。抹茶のクリームと、小倉餡が挟まれていました。
これがずっしりと重い!きなこクリームとは、重量感が違うのです。
抹茶の香りと甘すぎない餡子。こちらも大変美味しく頂きました。
これも126円。いいなあ、こんなお店が近くにあるなんて。
中身を替えていけば飽きも来ないし、何よりも美味しくて安い。
学生さんたちに大人気だそうですが、無理もないなー。

 

こういう袋に入れて渡してくれます。なんとも素朴なイラスト。

ところで、一番人気のアンバタは、1つ1200Kcalだという噂が。
後でそれを聞いてびびりましたが、あの大きさなら納得かな。
女の子ならかなり満腹になるのではと思われます。
体育会系の男子学生の栄養補給にはもってこいですね。
また盛岡に寄ったら、立ち寄らせていただきたい場所の1つです。
美味しかった。ご馳走様でした!

 

湯でたこ、函館の朝市で海鮮丼に舌鼓

数年ぶりに北海道・函館を訪れました。
函館駅のすぐ近くに朝市があるのですが、相変わらず活気があります。
ここは主に観光客向けの朝市で、テレビカメラなんかも来ていました。
朝ごはんを食べに、あちこちをうろうろ。
丼ものが食べたかったのですが、温かいものも欲しかったので、
お味噌汁おかわり自由というお店にお邪魔しました。

 

大体どこのお店でも、自分の好きな具を選んで、
丼に乗せてもらうというやり方です。
具の数や丼の大きさによって、値段が変わります。
丼一杯だと思ったよりもボリュームがあるので、
ミニ丼というのもあります。
これは連れが選んだ、鮭のルイベとウニとカニの丼。
これだけ乗せて、1500円なり。

 

やっぱり函館に来たからには、イカを乗せなくちゃ〜と、
私はイカとホタテとイクラで注文。
何を乗せてもお値段は同じです。
丼横のお味噌汁が、熱々でほんと美味しい!
勿論丼も大層美味しく、全く生臭みがないです。
海鮮ものが苦手という方でも大丈夫だと思いますよ。
函館に行ったら、是非とも食してみてください!

 

湯でたこ、「小いけ」のカレーに感激!

函館のグルメといえば、先ほど書いた朝市の海鮮ものなどが有名ですが、
静かな知名度を誇るカレーの名店「小いけ」も函館を代表する味の一つです。
創業は昭和23年。その頃の函館には、カレーを出すお店がなかったそうです。
お土産物屋さんでレトルトでも販売されていますが、
やはり函館に行ったからには、お店で食べてみたいもの。
いい機会ですので、行ってまいりました。

 

お店は白を基調にした、明るい感じです。
ゴテゴテした飾りつけはなく、すっきりとしている。
注文をすませると、このような壷とピッチャーのお冷が来ます。
壷の中身はラッキョウと福神漬け?と思ったら、
沢庵と紅しょうがでした。

 

さてこちらは、連れが選んだハンバーグとオムライスのカレー。
工夫した名前がついていたのですが、失念しました。
運ばれてきた途端、ものすごくスパイシーな香りが漂います。
沢山のスパイスが一斉に香っている、
そんな感じの匂いです。

 

私の注文したポークカレーも運ばれてきました。
昔懐かしいルウの容器に入れられたカレーをかけて、
ご飯と一緒に口に運ぶと・・・・・美味しい!!
とにかくスパイスが効いていて、ホント美味しいのです。
私は実は唐辛子が苦手でして、辛いものは駄目なのですが、
こういうスパイシーな辛さは、むしろ大好き。
一口食べて「これはいい!」と思わず口に出してしまうような、
なんとも言えない美味しいカレーでありました。

 

食事をした人は、珈琲などの飲み物が半額となります。
食事のあと、辛さが残る喉を珈琲で潤しながら、まったりとしました。

ピッチャーでのお冷が必要になるくらい、スパイスの効いた味ですが、
最近よくある「辛さだけを売りにしている」カレーとは、全く違うものです。
辛い中にも、きちんと味がある。基本の味がしっかりしているのです。
味がわからなくなってしまう辛さは意味を持たないと思いますが、
きちんとした計算と技で作られたこのカレーとスパイスたちは
お互いを触媒として、本当に美味しいカレーを作り上げています。
また函館に行くことがあったら、是非寄りたいですね。
カレーに目がない人、函館にいらしたら是非!

 

湯でたこ、X年ぶりの函館の夜景にうっとりする

函館山からの夜景は、日本三大夜景の一つと言われています。
函館自体は港町なので、アップダウンの少ない土地なのですが、
函館山の斜面だけは、本当にすごいです。
私が行った日は、全く雪がなかったのですが、
路面が凍結したら、どうやってこの道を登るんだろう・・・。
これは山の中ほどから、海に向かって下る道を写したもの。
昔はこの坂道で、竹スキー大会が行われたりしたそうです。

 

港町というのは外国人が早くから出入りしているので、
どうしてもハイカラな感じの建物が多くなりますね。
函館も教会とお寺が隣同士に建っていたり、修道院があったり、
神戸や横浜と似たような雰囲気を醸し出している町です。

 

実は函館山の展望台には、随分昔に上ったことがあります。
高校の修学旅行でした。
その時、夜景のあまりの美しさに息を呑んだものです。
あれからX年。久しぶりに眺めてみようかな、と思い立ち、
夜になるのを待って、ロープウェイに乗って
函館山の頂上まで行きました。
さすが夜景の名所だけあって、お客さんは沢山。
デートコースでもあるようですね。

 

ちょっとカメラの腕が悪いので、画像もこんなで申し訳ないですが、
昔と同様に美しい夜景に、しばし言葉を忘れて感動しました。
なんとなくですが、昔よりも更に明るくなったのではないかな?
町の灯りが増えたということでしょうか。
港に沿って延々と光の帯が延び、空気の揺れにあわせて光が揺れる様子は、
本当に心が洗われるように思いました。
展望台は風も強くとても寒かったのですが、私以外のお客さんも
全くそんなこと気にしていないかのように、美しい夜景に見入っていました。

初めてこの光景を見た高校生の頃の自分を思い出しました。
また将来ここに来た時には、今日のことを思い出すのでしょうか。

 

湯でたこ、なまはげに怯えて2006年終了

男鹿半島の大晦日のメインイベントといえば・・・勿論、「なまはげ」ですね。
「泣く子はいねがあ〜!」と叫びながら家々をまわり、子供を泣かせて歩きます。
大人は泣き叫ぶ子供を見て、楽しみますw
「なまはげ」とは本来「ナモミハギ」「アマメハギ」と呼ばれる妖怪のことでした。
「ナモミ」とは、囲炉裏の火にあたっていると出来る、独特の火ダコのことです。
働かず囲炉裏にばかりあたって怠けていると、そのナモミをはぎにくるのがなまはげ。
手に持っている包丁は、その火ダコをはぐためのものなのです。
それがいつしか対象が子供となり、現在のイベントになったのでした。
男鹿半島の宿に大晦日に宿泊すると、宿でなまはげを迎えることが出来ます。
今回大晦日に男鹿半島に宿泊した湯でたこ、なまはげ初体験です。ちょっとわくわく〜。

 

夕食が終わってしばらくたつと、大声とともに玄関になまはげが!
この宿の地域には4匹のなまはげがいるそうで、
(なまはげの数え方は、1匹2匹だそうです)
それらが全員手に包丁を持ち、掛け声とともに宿に入ってきました。
赤いお面が2匹、青いお面が2匹。
目がまん丸だったのが、かえって不気味でありました。

 

中に入っているのは、勿論男性です。
以前は独身男性だけだったそうですが、今はわかりません。
藁の蓑で体が更に大きく見えますし、声がとにかく大きいので、
間近で見ると、かなりの迫力があります。
実は迫ってこられると、結構怖かったw
突然こちらに向かって来られると、ちょっとびびります。

 

さんざん玄関先で私たちを驚かすと、なまはげたちは廊下を奥へ進んでいきます。
どこへ?と思っていると、宿の大広間に到着。
そこにはなまはげに供えるお膳が並んでおり、それを前にまたひと暴れ。
ここで湯でたこは部屋の隅に追い詰められてしまい、
いや〜、かなり怖かったです、すみません。

 

で、この後このお膳の前に並び、お酒の接待を受けます。
私もこわごわ注いだら、少ない!と叱られましたw
そして「来年は豊作ですか?」と宿の主が尋ねると
「豊作だ」となまはげが答えて、儀式は終了となります。
そして再び叫びながら、玄関から帰って行きます。

 

私が子供の頃テレビで見たなまはげは、囲炉裏のある家に入ってきていました。
家の照明も暗めで、囲炉裏の火に下から照らされたなまはげは大層恐ろしく、
その家の子供も泣き叫んで親にすがりついていたように記憶しています。

今はその頃よりもどの家でも照明も明るく、囲炉裏もなくなっていますので、
それほど怖くないだろうなと思っていたのですが、
やはり実物は迫力がありますね。大人でも結構怖かったですから、
小さな子供は、そりゃ怖いだろ〜と思います。
それに想像していたよりも、ずっと面白い!すごく楽しいのですよ、終始。
怖いだのぎゃーだの言いながらも、心から楽しめた大晦日でありました。

 

←おとなしく撮影を待つなまはげたち


お土産には「なまはげクッキー」をどうぞ!→

 

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