讃岐うどん食べに行きました
2011年5月13・14日

1:本場讃岐うどん

 

ああ、うどんが食べたい。とびっきり美味しいうどんが食べたい。
以前鉄道関係の大きな催し物が日比谷公園であったのですが、
その時に、四国と本州の連絡船の船上で売られているうどんを
ちょっとした好奇心で買って帰りました。
そしたらうまいのなんのって!四国のうどんって、こんなに美味しいの?!
というわけで、うどんを食べにうどんの国まで行ってきました。
1泊2日の強行軍であります。

 

空港着いてレンタカー借りて、
まずはどこでもいいから最初に見つけたところに入ろう!と
空港近くのセルフうどんのお店に入りました。
注文の仕方が良くわからない私たちはおどおどしちゃって
素人感丸出し。でも何とか注文して、席に着きました。
このようなカウンターでうどんを受け取って、
どんぶりに山ほど用意してある葱や天かすを好きなだけ盛ります。
 

 

  これがそのうどんです。あっさりして見えるでしょう?
見た目どおりあっさりとしており、麺はあくまで太く、こしが強い。
ああ、関東で食べるうどんとも、大阪で食べるうどんとも違う。
やっぱり本場はいいもんだ。
というわけで軽く平らげて、次のお店へ。

 

次に目に入ったのは、製麺所兼お店です。
この看板がなければ、見逃してしまいそう。
車を停めて降りると、麺をゆでる香りが漂っています。
うん、期待が持てそう。雰囲気も私好み。
 

 

  このように棚におにぎりやお稲荷さん、てんぷらがならんでおり、
うどん以外にも食べたいものがあれば、自分でとります。
あっさり味のうどんには、てんぷらが良く合います。

 

  ここでは普通のうどんと、冷たいうどんを注文。
冷たいのも、同じようにこしが強くて、本当に美味しい。
また、麺の量も1玉〜3玉くらいでオーダーできるので、
たくさん食べたい人も、少しでいい人も大丈夫。
これで値段は1杯300円くらいなんです。
すごいコストパフォーマンスです。
 

 

さて次に訪れたのは、これぞ元祖セルフ!って感じのお店です。
昔は葱までお客さんが刻んでいたという伝説もあるセルフですが、
やはり素人がやるとうまく仕上がらないということで、
最近は完全セルフは少なくなってきているそうです。
でもやっぱりわざわざ香川まで来た身としては、経験したいもの。
このお店では、まず玉数を決めて、それをどんぶりに入れてもらいます。

 

     
 そして、前の釜で
湯がいて湯をきって、
どんぶりに盛った後、
機械からつゆを入れます。
そして最後に好みで
葱やら天かすを入れて完成。

これで2人で580円なり。いいね〜こんな値段でお昼ご飯がすめば!
この時、トラッカーのおじさんが来ていたのですが、2玉ほどを豪快に平らげ、
かっこよく去っていきました。  

 

お次はチェーン店です。お店も大き目、駐車場も混雑しています。
休日だからか、家族連れがいっぱいでした。
親子3代でうどんを食べる姿も目に付きます。
本当に香川の人の食生活に、うどんはなくてはならないものなのですね。

 

店内はやはり混んでいました。
でも、みなさん注文の仕方がとてもスムーズなので、
思ったよりも列は早く進みました。
この程度の行列なら、楽々クリアーという感じですが、
ちょっと信じられないレベルの行列もあります。
 

 

これは2日目、土曜日の朝。
有名店らしいお店に車を走らせ、着いたら!
なんと、この行列ですよ!100人はいるかな。
とにかく有名店は土日祝祭日は、とんでもなく混むようです。
私のように週末香川へ行く方は、早め、早めの行動を。

 

それでも有名店のうどんは、やはり一度は食べておきたいもの。
ここ「山内うどん」は有名店なのかどうかは知りませんが、
以前テレビでこの店で修行して独立する若者のドキュメントをやっており、
その時に見ていたので、なんとなく親しみを感じて訪ねてみました。
平日の午前中というだけあって、まったく待たずに入れました。
 

 

  ここのオーダー、そして出来上がりはものすごく早い。
カレーのイレブンイマサみたいです。
私たちはここで「冷や冷や」「冷や熱」を1玉ずつ注文。
「冷や冷や」は冷たい麺に冷たい出汁、
「冷や熱」は冷たい麺に熱い出汁です。

 

しょうがもテーブルに置いてあって、
入れる人は自分ですりおろして入れます。
いやしかし、ここのうどんの美味しかったこと!
中に芯があるような、それでいて硬くなく、
表面は滑らかで、本当にすばらしいうどんでした。
ああ、関東にもこんなお店があったらなあ。
 
 
上記以外にもたくさん食べましたが、
私のお腹では、一日5玉が限界でした。
この旅行で、うどんというものに興味をそそられたので、
今度は休みの日にがんばって自分で打ってみようかな、
なーんて思ってます。 打ったら、日記にアップしますね。
(いつになることやら・・・)

 

  えー、もうひとつ香川のグルメ情報をご紹介。
このあたりではお正月に食べるお雑煮に、
中にあんこが入った丸もちが!と聞きました。
でもまあお正月でもないし、食べられないだろうと思っていました。
そしたら、街中のカフェのメニューにあったのです。
白味噌仕立てのほんのり甘いおつゆに、あんこのお餅。
う〜ん、美味しい!
あんこ大好きな私は、きっと美味しいだろうと思っていましたが、
想像以上に美味しかった。これもうどんと同様、お勧めの品です。
 

 

2:金比羅様にお参り

 

  ♪金比羅船船おいてに帆かけてシュラシュシュシュ〜♪
芸者さんのお座敷遊びで定番の歌ですが、
この金比羅様に行ってきましたよ。
平日だったので比較的すいており、のんびり登ることができました。
まずはこのように両側にお店が連なる道からスタート。

 

さあ、これから本宮まで785段の階段の1段目。
ここしばらく運動さぼってたしなあ。
785か。遠いなあ。などと思いつつ、ゆっくり歩き始めました。
 

 

  785段といっても、延々と階段が続いているわけではない。
時々このような踊り場のような場所があったり、
階段の両脇にお土産物屋さんが並んでいたりします。
ちょっと足を止めてお土産を見たりして、
それなりに楽にひょいひょい登れたのです。
途中までは。

 

  でも、こういう眺めって、どっと疲れますよね。
ああこれからここを登るのか・・・。
溜息ばっかりついてても仕方ないので登ります。
休み休み行けば、結構大丈夫なものですよ。
 

 

  それでも昔は、遠方に住む人たちが
自分の代わりに犬を行かせたという話も残っているそうです。
首に餌袋をかけ、途中気づいた人たちが、
そこから餌を出して犬に食べさせる。
で、本宮様まで行って、飼い主の代わりにお参りをして、
またお家まで帰っていったんだそうです。
代理でお参りに行ける賢い犬も可愛いですし、
それを周りの皆が助けてくれたというのも、心温まるお話です。 

 

本宮様へお参り?いえ、写真はないけどちゃんと行きましたよ。
あちこち写真撮っていたら、どれがどれだかわからなくなりました。
階段を降りてきたあたりで、またうどんを食す(本日5杯目)のですが、
ここの盛が多かった。美味しいんだけど、ギブアップしそうでした。
 

 

駆け足のごとくあちこちまわった1泊2日ですが、
一番の目的であるうどんを十分に堪能できて、満足満足。
文化というのは、そこの食べ物に色濃く表されるものですが、
この讃岐うどんはまさに香川の誇るべき文化だといえます。
皆さんも機会があったら是非!

でも、困ったこともひとつありました。
現地でのうどんが美味しすぎて、帰ってからうどんが食べられなくなりました。
これから讃岐を訪れる方は、その覚悟で行ってらっしゃい! 

 

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