【2005年12月29日(木)〜2006年1月4日(水)東北旅行】

湯でたこ、白鳥の飛来地で鳥と戯れる

今回の旅行は殆どの時間を温泉めぐりに費やしたため
あまり観光的なネタがないのです。
今年はとにかく日本全国で大雪が早くから降り積もり、
雪道に慣れていない私などは、生きるか死ぬかの思いもいたしました。
そんな中でも気球を優雅にあげていらっしゃる方も。
確か気球って気候条件がとても厳しい乗り物だったはず。
雪になれていらっしゃる方は、気候に冷静な判断を下せるようです。
本当に感心してしまいました。私は運転するだけでパニックになっていたのですが。

 

で、パニックになりながらも、「白鳥飛来地」という看板が目に入りました。
看板を頼りに数キロ走ると、車が数台停まったあたりで、なにやら騒がしい鳴き声が。
あそこに違いない、と離れた場所に車を停め、走りよってみると・・・・。

 

居たあ!すごい数の白鳥と鴨です。
足元は右の写真のように、鴨だらけ。踏まないように歩くのも大変。
一応近づくとよけてはくれるんですが、中にはどんくさい鴨もいるわけで、
私は知らないうちに1羽の足を踏んでしまって、グア!と鳴かれて気づきました。
ごめんねー。
白鳥もきれいだけど、鴨もなかなかきれいな鳥です。
でもこれだけの数に囲まれていると、さすがに動物園の匂いがしてきます。

 

このすぐ近くにプレハブ小屋があって、そこでパンくずを餌として売っています。
1袋50円也。早速購入して、白鳥との触れ合い開始。
パンくずを投げると、うまい具合にキャッチできたりできなかったり。
なかなか食べられなかったりすると、じわじわとこちらを見つめながら寄ってきます。
白鳥は結構大きいので、ちょっとこわい。でもかわいい。
食べ損ねたパンくずは下に落ちるので、もれなく鴨の餌となります。
周囲では子供も恐る恐る餌をあげたりしていました。
幼児と白鳥では白鳥のほうが大きいので、子供によっては怖がるかもしれませんね。

 

今回初めて白鳥の足というものを間近で見たのですが、水かきはやはり大きい。
まるでタイヤのゴムみたいでした。うすーいゴムのようで、簡単に破れてしまいそう。
この足で水中で必死に水をかいて、優雅に水面を進んでいるのですね。
優美な鳥ですが、顔はアヒルにとても似ていて、とてもかわいらしい鳥でした。

 

なぜか時々突然うずくまってしまう鴨。寒くないんでしょうか。
そういえば、カラスや雀も普通に飛んでいました。
犬などは体中毛だらけなので温かそうですが、鳥の羽毛も温かいんでしょうね。
羽毛布団などもあるくらいですし。
普段の生活であまり見かけることのない鳥たちと触れ合えて、とても楽しいひと時でした。

 

白鳥の寿命は、人工飼育の場合で20〜30年ということです。
鳥類には長生きの種が多いですが、白鳥も結構長生きなのですね。
ここ秋田の十文字に飛来する白鳥は、生きている限りまたここへ来るのでしょう。
誰の手から餌を食べたのかということなどは、当然彼らは忘れてしまっているでしょうが、
私はずっと忘れないだろうと思います。
人間よりは早く死んでしまうでしょうが、その人の心の中では延々と生き続けていくのでしょう。
また冬になったら日本へ来て、その愛くるしい姿を見せてください。

 

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